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秋のスケッチ(ミーントーンピアノ) [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

秋のスケッチ(ミーントーンピアノ)

【koten】:読者の皆さま、ご無沙汰しております。
・・・・・・

〔M〕:・・・・・
・・・・・・

 (〔M〕:あれっ? ええと、イッテツさんのツッコミは?(汗))
・・・・・・
【koten】:今日はイッテツさん、お休みみたいですね。
〔M〕:また仲間内で飲み会ですか、、、(あきれ顔)

【koten】:まぁ、そうですねぇ、、、そう言えばこのメンバーもだんだんマンネリ化してきたので、気分転換も兼ねて、近い内に「メンバーチェンジ」でもしますか(笑)
〔M〕:ま~たまたまた、悪いご冗談を(汗)・・。さぁさぁ、早いところ今日のお題に行ってください。

【koten】:(いや、わたし半分本気なんですけどね、メンバーチェンジ・・)まっ、良いです。早速行きましょう。ええと、ようやく本格的な秋になりましたよね。
〔M〕:なりましたねぇ~ 「芸術の秋」いよいよ到来ですよね(しみじみ)。

【koten】:そう、芸術の秋です!・・・「ここで演奏upしなければ何時するんだ!?」って感じの季節が来ましたよね(笑)
〔M〕:なるほど、そう来ましたね(笑)。

【koten】:と言うわけで、私、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」というのをやりたいと思ったんですよ。
〔M〕:それは良い企画ですね! ナイスですよkotenさん。

【koten】:それでですね、今日は「秋本番」ということで、先ほどこの曲をミーントーンピアノで演奏録音してみました。最近の私のお気に入りの曲です。 後半が多少ギクシャクしてますがご勘弁を、ということで。




〔M〕:おぉぉ、いかにも秋っぽい曲ですわね・・・というか、既に冬の寒さを思わせるような寂しさ、切なさを感じますね。誰の曲ですか?

【koten】:W.L.ギロック(1917-1993、米)の「秋のスケッチ」という曲です。「叙情小曲集」という曲集(全24曲)の中の1曲ですね。この曲集の楽譜は、全音楽譜出版社から出てます(1200円くらい)。ギロックは有名かつ、シンプル(短め)で弾きやすく親しみやすい曲を沢山作っていることもあり、youtubeに行くと色々な人の演奏を聴くことができますよ。

〔M〕:でも、1917-1993ということは、平均律ピアノの時代ですよね?
【koten】:そうですね。でも、これだけシンプルな曲(調も♯2つでロ短調)だと、ミーントーンで弾いても全く違和感ない、っていうか、むしろミーントーンの方が曲の良さを弾き出しているのではないかとすら思うんですよね、私。

〔M〕:まぁ、その辺は視聴者の方の感想待ちでしょうかね。
【koten】:そうですね。感想お待ちしております(笑)。 あ、ちなみに、秋を表現したピアノ曲で、下記の曲も以前に演奏upしてます(さりげなく宣伝)。

http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=2785


〔M〕:なるほど、これもいかにも秋、フォール(fall)って感じ出てますよね。これはピアノがケルナー音律(5分割法)だった頃の演奏upですよね?
【koten】:そうです。この曲は♯4つの嬰ハ短調なんですが、ケルナー音律(5分割法)だと凄く綺麗に響きますね。試しに先ほどこの曲をミーントーンピアノで弾いてみたら、流石にちょっと響きが辛かったようにも感じました(汗)。

〔M〕:嬰ハ短調はミーントーンでは厳しいんですかね?
【koten】:何かそんな感じがしますね。この曲も平均律ピアノの時代に作られたからってのもあるかも知れませんが。機会があればこれも比較のために録音upしたいと考えてます。

〔M〕:最初に録音upした「秋のスケッチ」は、クラシックギターにも編曲できそうな感じしますよね。
【koten】:そうなんですよ。誰か既に編曲してませんかね・・シンプルで美しい曲なので、探せば出てくるかも知れませんね。

〔M〕:では、今日はこんなところでしょうか?
【koten】:そうですね。こんなところですかね。

【koten&M】・・・・と言うわけで、それではまた!!

D.ツィポーリのVersoニ短調その1(IMSLP楽譜379頁) [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

【koten】:さてさて、やってまいりました、、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」(やんややんや)
【イッテツ】:・・・とか言って、中2日空いたじゃん。毎日演奏up出来んのかいな?
【koten】:いやぁ、4,5年前くらいなら毎日でも出来た(&某MLで実際にやっていた)んですけどねぇ、、、流石に歳には勝てないですね(泣)。

〔律子〕:ねえねえパパ、今日は何の曲なの?
【koten】:ありゃりゃ、りっちゃん、まだ起きてたのかい・・・子供はもう寝なさい!(←優しく叱るイントネーションで)。

〔律子〕:え~~、じゃあ曲名だけでも教えてよぉ~
【koten】:「ツィポーリ」という作曲家が作ったverso(ヴェルソ)という曲だよ。

〔律子〕:ええと・・「しっぽり」?
【koten】:しっぽりじゃなくて「ツィポーリ」ね。ハイハイ、早く寝る寝る。
〔律子〕:もぉ~、パパのイジワル~(ぷんすか)

【イッテツ】:りっちゃん久しぶりの登場だな(笑)
【koten】:月曜夜(≒辛い労働後)は癒しが必要ですしね(謎)

〔M〕:・・・あのぅ、、、、わ・た・し・じゃ・役不足なんですかぁ~?(←不満顔)
【koten】:あわわわっ、Mさんいたのね。。。いえいえ、決してそういう訳では(汗)

〔M〕:どういう訳でも良いので、早く曲に行ってください。
【koten】:では・・・曲名、楽譜、演奏データ等は下記サイトをどうぞ!

http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6665

【イッテツ】:短いけど密度がある曲だな、これ。
【koten】:そうなんですよ。たった12小節でわずか1分足らずの曲なんですけど、4声で書かれているし凄く充実してますよね、この曲。

〔M〕:このくらいの長さなら、平日夜でも演奏upできそうですね。
【koten】:まさにそうですね。「社会人にフレンドリーな曲」とも言えますね(笑)

【イッテツ】:でも結構練習したんだろ?
【koten】:ううんと、15回くらい練習しましたかね。でも時間的には、楽器を弾くよりも楽譜に書き込んでいる時間の方が長いですね。
〔M〕:mixiの日記でupした「脳内に楽譜回路を作る」方法ってことですね?

【koten】:そうです。細かいこと書いている時間が無いのであれですが、下記の写真を見れば脳内楽譜回路作成にあたって「どのような作業をしているか?」が分かると思うので、興味ある方は解析してみてくださいね。写真部分をクリックすると拡大される&書き込みや色分け内容が鮮明に分かりますので・・・・って、あぁもうこんな時間だ(泣)。

IMG_4619.jpg


【メンバー一同】・・・というわけで、それでは皆さま、良い芸術の秋を!!

秋の夜長のメヌエット(クリーガー) [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

お題:秋の夜長のメヌエット(クリーガー:J.Krieger, 1652-1765,独)


【koten】:さぁさぁ、今夜もやってまいりました、、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」(どどどどーん!)
【イッテツ】:・・・「今夜も」とか言って、中1日空いてるじゃん。

【koten】:いやぁ、イッテツさん、細かいことは無し無し! うだうだ言ってもしょうがないので、早速本題行きましょう。

 (〔M〕:ひそひそ・・・明日、家で無線LANの工事があるんで浮かれているわねkotenさん(笑)  【koten】:ひそひそ・・・そうそう、Enriqueさんに後押しされて、ipadも先ほど入手・・・って、良いんですそんなことは今は!(汗))

【イッテツ】:何を二人でチ*繰り合ってるじゃい?
【koten&M】:「*チ繰り合ってません!!」(←ハモっている)

【koten】:という訳で、雑談エントロピーが増大してきたところで(?)、今日の一曲です。 今日は、有名なクリーガーのメヌエット(イ短調)です。誰でも1回は聴いたことがある曲ではないでしょうか。

IMG_4622.jpg

 使用楽譜は、音楽之友社の「バロック・アルバム1 36の小品集(当時の定価900円)」の第1曲目です。楽譜に書き込みを入れて、繰り返し2回目は装飾音を入れてみました。例によって、ミーントーンのピアノです。ではどうぞ!




〔M〕:なるほど。装飾音を入れると随分と雰囲気が変わりますね~。
【koten】:この曲、殆どが2声部で書かれているので、和声構造が分かり難い感があるんですよね。なので、それを補うと非常に分かりやすくなりますね。あと、旋律に装飾を入れると弾いている側も何だか活き活きとしてますね(笑)。

【イッテツ】:でもさぁ、低音の裏拍の伸ばし方とか、チェンバロの師匠(N久先生)に「もっと3拍子が感じられるように活き活きと上手く弾きなさい」とか文句言われそうだよな、今日の演奏だと(笑)。ミスタッチも結構あるし。
【koten】:あ”~、、イッテツさん、それは言わないお約束ですって(汗汗汗)。
良いんですよ、私は自分の演奏を自慢したいんじゃなくて、古典調律(ミーントーンなど)を普及(布教?)するのが目的なんですから。
〔M〕:・・・遂に開き直りましたねkotenさん(汗)

【koten】:いいんですよ、アマチュアなんだから粗製濫造モードで。そうでもしないとやってられないですよ、こんなこと・・・イジイジ(←いじけている)。
〔M〕:と言うわけで、演奏者がイジけてしまったところで、今日はこの辺で。皆さま、良い芸術の秋を!
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秋の夜長のうねうねギター(佐藤弘和氏の「秋」) [私のうねうねフレットギター]

【koten】:あ”~今週も憑かれ、もとい疲れましたね~
【イッテツ】:なんじゃい、まだ明日があるじゃないか!
〔M〕:そうですよ、明日を乗り切れば3連休ですよ、頑張りましょうよ!

【koten】:いやぁ、木曜日って、一週間の中で疲れがピークに達する曜日だと思うんですけど、皆さんそうじゃあないんですかねぇ~?
【イッテツ】:いんや、ワシは別にそんなことはないが。
〔M〕:私も特にそんな感じはないですよ・・

【koten】:はぁぁぁ・・・皆さん、ストレス発散の仕方が上手いんですねぇ(ぼそぼそ・・というか、何にも考えないでお気楽に生きてる?・・・ぼそぼそ)

【イッテツ&M】:ん”、何気に酷いこと呟いた今!?
【koten】:あ~、いやいや、何でもないです(汗)・・・さっさと本題行きましょう。 というわけで、今日は疲れたので、過去に録音した曲を載せますね。今日はうねうねフレットギター(確かケルナー音律)です。どうぞ!



【イッテツ&M】:おー秋らしい曲!
【koten】:my師匠でもある佐藤弘和氏の(小組曲「四季」より)「Autumn(秋)」という曲ですね。現代ギター誌98年3月号の付録楽譜(第168頁)に載ってます。イ短調です。
 佐藤氏の曲については過去に某ML上で50曲以上演奏upしたので、ネタはまだまだ沢山ありますぜ(笑)。

【イッテツ】:例によって、書き込み楽譜の写真upはしないのかいな?
【koten】:あーごめんなさい、今日はもう疲れちゃって(泣)、、、結局無線LANの子機接続も上手く行かなかったし、ipadもアプリにアクセスできないし、今日は駄目駄目な日でしたね(汗)。

〔M〕:そう言えば、著作権問題はどうされているんですか?
【koten】:佐藤氏の曲のweb上の演奏upについては、何年か前に氏にお伺いを立ててOKいただきましたので大丈夫です(佐藤先生、その節はありがとうございました。)。 佐藤氏は(著作権)協会には所属されていないようですし。 ただ、楽譜写真upは現ギ社との関係もあるので控えておこうかな、などと弱気なこと考えてます(汗)・・写真ならば大丈夫じゃないかと勝手に考えてはいるのですが、とりあえず今日は疲れたのでパスです。

【イッテツ】:なるほどぉ、色々とあるんじゃのう~
【koten】:あるんですよ色々と(笑)

 〔M〕:では、今日はこの辺でしょうか・・・皆さま、良い芸術の秋を。
【一同】:良い秋を~!!

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秋の夜長の3連休前ウキウキ曲(カルカッシ第6番ハ長調) [私のうねうねフレットギター]

 と言うわけで、昨日に続いて、今夜も平成19年に録音したうねうねフレット(ケルナー音律)ギターの演奏upをします。
 
 このギターが大西氏の改造によって正式に固定フレットになったのは平成20年の夏ですので、この頃は未だ「針金」を付けた状態で弾いていたことになりますね。
 ちなみに写真だとこんな感じです(などと言ってさりげなくyoumusicサイトを宣伝)。

http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=2791

 で、今日upするのは、針金時代の「平均律から脱却できて、もう弾くのがとにかく楽しくて楽しくて仕方が無い!」という頃の演奏がありましたので、それをupします。カルカッシのエチュード第6番ハ長調で、2声の対位法で作られた格好良い曲です。

 ファイル名に「・・録音おまけ」とあるように、後半がミスだらけ(&走りまくり)でして、本来web上にupするようなレベルの演奏では無いのですが、この頃の自分は本当に「弾く喜びに満ちあふれていた」なぁと懐かしく思い出され、今の自分にフィードバック(?)させるべく、敢えてミスだらけのこれを選んでみました。 何か、こうして一生懸命古典調律の紹介(布教?)活動をしている今の自分の「原点」が、この演奏にあるような気がしてならないのです。

 ではどうぞ。



 というわけで、ケルナー音律のCの和音は本当に美しいですねぇ(しみじみ)。

 では、明日から楽しい秋の3連休ですね。 皆さま良い芸術の秋を!

3連休初日:「純正律」の鍵盤音楽への適用可能性(ガルッピ編) [純正律(Just Intonation)]

【一同】:さぁて、今夜もやって来ました、「芸術の秋、古典調律での演奏up」のコーナー!!(わぁ~・・パフっパフ!!)

〔M〕:三連休の初日、皆さま良い休日をお過ごしでしょうか。
【イッテツ】:でもよぅ、初日から雨とは幸先悪いよなぁ・・・明日も雨[雨]って話しじゃん。

【koten】:ちっちっち、ノーノー、イッテツさん。 こんな雨だからこそ家で楽器練習できるんですってば、、、、ん?「できる、できるんです、できるん・・・」、、、で「キルンベルガー!」とか言ってね、あはははっ(←一人で盛り上がっている)
  (〔M〕:連休初日モードで浮かれて、完全に悪酔い状態になってるわ、この人 (^_^;) [あせあせ(飛び散る汗)]

【イッテツ】:とか何とか言って、お前さん、今日は午前中に整形外科に行って、先生から「しばらくは右手人差し指使うな」言われたんとちがう? 痛み止めのこんな薬出されたし・・・

 証拠物件:某整形外科で出してもらった痛み止め薬
IMG_4629.jpg

【koten】:あわわわ、イッテツさん、それは言いっこなしで御願いしますよ(汗)。

〔M〕:楽器もそうですけど、こうやってワープロでブログの文章打っているのも問題じゃないですか?
【koten】:マウスを左手で操作して、可能な限り右人差し指の使用を回避してるので何とかなりますよ。
なんたって芸術の秋たけなわですからね、今の時期、自己表現欲を封印する方が体に毒なんですってば、あははは(汗)
(【イッテツ】&〔M〕:ひそひそ・・・・物は言いようだな&ですね・・・)

【koten】:ささ、そんなことより早く本題に入りましょう。今日はいよいよ「純正律(Just Intonation)」の鍵盤音楽への適用可能性についての検討です。予測では、21世紀では間違いなくこの議論がホットになるはずですので。
【イッテツ】:お前さんのyoutubeでの演奏up、何故か純正律(Just Intonation)での演奏up(下記パーセル)だけが飛び抜けてアクセス数多いしな(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=4qNOjRNPYO0

【koten】:そうですね、他はアクセス数2桁なのに、これだけは4桁も行ってますからね。要するに、みんな「ミーントーン」で満足してしまって、更にもっと純正な音律の適用可能性についての研究が疎かになっているのと、古楽器業界ですら「鍵盤楽器では純正律は不可!」という思い込みが強いので、「盲点」になっているんじゃないですかね、純正律は。

〔M〕:で、結局、kotenさんの意見はどのようなものなのでしょうか?
【koten】:前にも記事にしましたけど(下記参照)、
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301172129-1
芦塚氏が述べられている、
>「ルネッサンスのヴァージナル音楽を引き合いに出さなくとも中期バロックや後期バロックですら純正調を要求する音楽は結構ある。」
の説は正しいと思います。私はこの説を支持する立場です。
で、今日は、「後期バロックで純正調(律)を要求ないし意識していると思われる曲を取り上げてみたいと思います。それがこの・・・

〔M〕:それがこの「B.ガルッピ(1706-1785、イタリア)」の有名なチェンバロソナタ(C-dur)なのですね。一部引用した楽譜は、「全音楽譜出版社(当時約2200円なり)の『ガルッピ ピアノ・ソナタ集 解説付』」という訳ですね。

ガルッピの有名なソナタ

IMG_4623.jpg

【koten】:あ”~もぅ、Mさん先に言っちゃうし(泣)。 そうです、私はこの曲は「純正律指向」だと思えてならないのです。 少なくとも最近の私は、この曲をミーントーン(中全音律)や他の不均等の音律で弾くと、不満足感が込みあげてくる&とても最後まで弾く気が起きない体質になってしまったのです!!

【イッテツ】:ミーントーンでも不満足って訳か(汗)・・・で、純正律(Just Intonation)なら満足できたの?
【koten】:それはもう大満足、、、、「うぉぉぉぉっっっっっ、、、、まさにこれだぁぁぁっっ!!」って感じでした。

〔M〕:なるほど、経緯&概要は分かりましたけど、実際に演奏で示していただけると嬉しいですね。
【koten】:とりあえず出だしの和声構造を、純正律(Just)の音律使って演奏説明しますね、、、えいやっと!


 このように、C→F→C→F→C→Bm-5→C→G7→Cって進むじゃないですか。
 低音の5度音程もそうなんですが、特にBm-5の和音のところがどうも他の音律だとシックリ来ない感があるんですよね・・・純正律だと「あ、これよこれ!」って感じするんですが。

問題の場面その1:Bm-5の和音のところ。
IMG_4624.jpg

 あと、前半の最後の方の♯音と♭音が込み入ったところがあるじゃないですか。


問題の場面その2:前半の最後の方の♯音と♭音が込み入ったところ。
IMG_4625.jpg

 ここも上述と全く同様なんですよね・・「もう純正律しか無いじゃん!」って体質になってしまいました(汗)

〔M〕:どうせなので、全部弾いていただけませんか?
【koten】:いやそれが(汗)・・・この曲長いんで、必ずどこかでトチって空中分解してしまうんですよね(泣)。

【イッテツ&M】:それじゃ駄目じゃん!!
【koten】:仕方ない、、、この手は余り使いたくなかったのですが、、、シーケンサー使ってやりますよこの際!
 ・・・そりゃあぁぁぁ~!!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6679

〔M〕:あらら、youmusicに投稿ですか(汗)・・・・シーケンサー使った演奏upは「同人音楽の森」で投稿するスタンスじゃなかったんですか?
【koten】:いやぁ、同人音楽の森さん、しばらく利用していなかったからupのやり方忘れちゃって(爆)

【イッテツ】:ちなみに今日は、おニューの録音機器(zoomのH1)使って録音したんだよな?

おニューの録音機器とiPad
IMG_4628.jpg

【koten】:そうです。凄く軽くて便利ですねこれ。フォルテのところは楽器に近づけ、ピアノのところは遠ざけて録音しましたね(笑)。 ちなみにiPadは未だにネット接続できなくて困ってます(泣)。

【イッテツ】:じゃあまぁ、今日はこんなところかい?
【koten】:いやぁ、もっともっと色々な発見があって、更に色々書きたかったんですが、キリがないですしね。この辺にしておきましょう。

【一同】:それでは皆さま、良い芸術の秋&連休を!!
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音律実験シリーズその3!(Just(純正律)でクレメンティ) [純正律(Just Intonation)]

【koten】:ご無沙汰しております、、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」(テンテンすててん、とんとん・・・)
〔M〕:導入のリズム、毎回変えているようですが、何か意味があるんでしょうか・・?
【koten】:いえいえ、ちょっと今日はご無沙汰なので、勢いがない代わりに落ち着きがある雰囲気を出そうかと思って・・

【イッテツ】:・・・あ”~、お前さん、中何日空けたんだよ・・・芸術の秋だというのに、駄目駄目じゃん!
【koten】:いやぁ、イッテツさん、社会人は色々と忙しいんですよ(泣)・・・家族サービスもあるし、休日出勤もしなければならない場合もあるし、スポーツでリフレッシュする必要もあるし・・

〔M〕:そんなに忙しいのならば、無理してやらなくても・・・
【koten】:いいえ、駄目です(きっぱり!)。誰かがやらなければならないのです。誰かが行動すれば少しずつでも人の心(ひいては世界)は変わって行きますが、たとえ心の中で強く思っていても、「行動」しなければ何も変わらないように出来ているのです、この現実世界は。

【イッテツ】:何か今日は妙にシリアスだね(汗)・・この数日で何かあったのかい?
【koten】:この数日、ケレタートの「音律について」の下巻を改めて読み返して&純正律(Just Intonation)で色々な曲を弾いてみたんですけどね・・・何だよ、鍵盤楽器って純正律(少なくとも純正律「系」)が使える曲沢山あるじゃん!&古楽の鍵盤の人、一体何やっているの?って、あきれ(というか「切れ(?)」)始めているのです、私。

IMG_4630.jpg


〔M〕:ケレタートの「音律について」って、音律研究家や古楽界に非常に大きな影響&衝撃を与えた書籍みたいですよね・・。
【koten】:そうらしいですね。そのせいなのか、この本、当時(←2008年頃)入手するのにエライ苦労したんですよね・・・確かamazon経由で買ったのですが、定価3千円ちょいの本なのに、某書店からこんな値段で売りつけられましたからね・・
IMG_4632.jpg

【イッテツ】:8千140円か・・・五千円も上乗せされたわけだ。えらくボッタくられたじゃないか(笑)
【koten】:まぁ、それだけ重要な情報が書かれているってことでしょうね(笑)。今(平成22年10月17日現在)ならamazonnで定価で買えますけどね。本当、良い時代になりましたよね。

http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E5%BE%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-%E4%B8%8B%E5%B7%BB-%E2%97%8F%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%8F%A4%E5%85%B8%E6%B4%BE-H-%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88-%E7%AB%B9%E5%86%85%E3%81%B5%E3%81%BF%E5%AD%90/dp/4883953718/ref=cm_cr_pr_product_top

〔M〕:この本は未だブログで紹介してませんよね?
【koten】:あぁ、そうかもしれませんね。音律関係はちょっとネタが多すぎて(笑)、、、困っちゃいますね、やること多すぎて。この本の下巻、読んでいて非常に興味深い事は、キルンベルガー「第2」が、(第3よりも?or第3に負けず劣らず?)当時非常に有名だったってことですね、ケレタートによれば。

【イッテツ】:ほほぅ、具体的にはどのように?
【koten】:あ”、、えっと、詳しく引用したいところなのですが、何せ時間が無いもので、一部写真で掲載しますので雰囲気だけでも感じとって(興味もった方は購入して(笑))いただければと。

IMG_4637.jpg

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IMG_4638.jpg


〔M〕:なるほど。色々なページにキルンベルガー第2法の説明がありますね。
【イッテツ】:キルンベルガー第2って、第3と違って、C-G、G-Dも純正5度なんだよな確か?
【koten】:そうです。また、第3と違って、長3度はC-Eのみならず、G-H、D-fis(F♯)も純正になります。ですので、今日のこの曲(クレメンティのソナチネ第5番、1&3楽章がG-durで、2楽章がC-dur)もキルンベルガー第2で演奏したかったのですが、大・変・残・念・な・が・ら、キルンベルガー第2法は電子楽器にも電子チューナにもプリセットされていませんので、仕・方・な・く・、Just Intonation(純正律)で試してみたというわけです。
ではどうぞ。
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6710

〔M〕:これ、テンポ激早だし正直味付けに欠ける演奏ですが(汗)、音律的には凄くあってませんか?
【koten】:でしょでしょ? そう思うでしょ!? それを何とかして伝えたかったんですよ私。
 こういう曲は、3度だけじゃなくて、5度も純正の方が良いはず、ってのは、みんな頭の中では分かっている(薄々感じている)と思うんですよ。でも鍵盤楽器界の人は、キルンベルガー音律は「第3」しか知らない人が圧倒的なんじゃないですかね。チューナーにも電子楽器にも第3しか組み込まれていませんし。
【イッテツ】:そういえば、この手の低音の曲、ギター(リュート)曲でもあるね、「ボルタ」だっけ?ガリレイだかプレトリウスだかの。

【koten】:そうなんですよ。そのうちギターでも試してみたいですねミーントーンだけでなく。
     あと、鍵盤楽器の話しに戻りますが、古典派の曲って、モダンピアノで弾く場合、「メロディーを強く出して、低音を弱めに抑えて弾く」ってことするじゃないですか・・あれって違うと思うんですよね。
〔M〕:どう違うのですか?

【koten】:あれはおそらく、モダン楽器では(古楽器のように)低音が上手く減衰してくれないのと、何より平均律では低音の和音(特に3度音程)が汚いので、苦肉の策でああやって誤魔化して弾いているとしか思えないんですよ。純正律系を使えば、今回のように例え電子楽器であっても綺麗に鳴るので、低音を弱く抑える必要なんて全く無いんですよ。

【イッテツ】:なるほど。色々と主張したが、果たして読者の方がどれだけ納得してくれるかだな。
【koten】:まぁ良いですよ、単なる一アマチュアのたわごとと思ってくれても。ただ、このままでは鍵盤楽器業界の人が「DTM業界の人に馬鹿にされかねないんじゃないか!?」という警鐘を鳴らしたい気分ではありますね(笑)

〔M〕:DTMをされている方って音律に詳しい方が多いですものね。
【koten】:いや凄いですよDTMを実践されている方の研究は。 一般的に、「あまり性能の良くない(例、小型である、音量が小さい、鳴りにくい等の)楽器」になればなる程、綺麗な音律が必要になる傾向ってあるじゃないですか。ですので、音同士の共鳴現象が得られにくいDTMなどは正にその顕著な例な訳で、良い楽曲を作ろうとすると音律の研究が必要不可欠になるはずなんですよ。

【イッテツ】:なるほどなぁ・・今日も色々と主張したが、そろそろ時間かな?
【koten】:ぎゃー、、もうこんな時間だ、明日の準備せなあかんがな(泣)
〔M〕:というわけで、今日はこの辺で、またそのうち(笑)

【一同】:またそのうち!!
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音律実験シリーズその4!(Just(純正律)でブルグミュラー!) [純正律(Just Intonation)]

【koten】:やって来ました、、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズ!」(どれみ~~~れど・・・どれみれど,れ~~)
〔M〕:今日の導入音は一体何ですか・・?
【koten】:今日は赤ワインを飲んでほろ酔い気分なので、チャルメラ音などを鳴らしてみました!あはははは(←酔ってる(汗))

【イッテツ】:・・・あ”~お前さん、今日は調子が良いみたいじゃないか。
【koten】:本当は昨日投稿する予定だったんですけどね・・昨日は早く帰宅できたのは良いんですが、ついテレビ観ちゃって・・気付いたら10時半でした(汗)、あはは

【イッテツ&M】:それじゃ駄目じゃん!
【koten】:まぁまぁ、そんなこともあって、今日はサービス(?)で、「れ~~」の前にちゃんと本格的にアーティキュレーション入れておきましたから。
 (【イッテツ&M】:アーティキュレーション??)
【koten】:あ、分かる人には分かるでしょ、、、このブログ読みに来た人の内の1人か2人は今ニヤって笑ったはずですので(笑)。

【イッテツ】:(おいおい、たった1人か2人かよ(汗)・・・ま、もともと読者少ないもんな、このブログ、、せいぜい数年後に期待するか、、、とはいえ地球が崩壊(人間が絶滅)しなければの話しだけどな。)・・・まぁいいや、さっさと本題入ろうぜ。
【koten】:そうですね、今日は前回に引き続いて民族的色彩の強い曲ということで、ブルグミュラーの25の練習曲より第9番「狩猟(La chasse)」C-durをupしました・・・例によって電子チェンバロ&シーケンサー多重録音です。どうぞ!!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6714

IMG_4642.jpg

〔M〕:へぇ~、前回よりもフレージングとかに纏まりが出てきた気がしますね。
【koten】:よくぞ気づいてくれました! そうです、今回は編集で、主要なフレーズ間に微小の間隔(1/8や1/16の小節)を加えたのです。人間、日々成長しないとね。
【イッテツ】:(何だ、事後編集かよ(汗)・・つまんね)

【koten】:あっイッテツさん、今ひどいこと思ったでしょ?(笑)
【イッテツ】:いやいや、別に(汗)。それにしても、今回の設定キーワード、ありゃ何だい?
【koten】:あれは書いた通りです、ハイ(きっぱり!)

〔M〕:『曲が幼稚なのではない、「音律(平均律)」が幼稚なのだ!! 拝啓、電子楽器&チューナーメーカー様、純正律(及びキルンベルガー1&2などの純正律系)を見捨てないで下さい。』ですか・・・キーワードじゃなくて「メッセージ」ですよねこれ(汗)。
【koten】:今の私の想いそのものです、はい。後半は楽器メーカーさんへのラブレターってことで(爆)

【イッテツ】:それとよぅ、今回のピッチのa'=434Hzって、何か中途半端だよな。
【koten】:今回はa'=430Hzくらいにしたかったのですが、この型(ローランドC-20)だとこれが精一杯なんですよね。今の最新型の電子チェンバロ(C-30)だとピッチ調節がもっと色々と出来るみたいですが、、、ただ、C-30だと逆に「JUST(純正律)」がプリセットされてないみたいなんですよね。各音律の基音を変える機能も無いみたいですし・・・。
〔M〕:帯に短しタスキに長しですか。

【koten】:この際、酔った勢いで言わせてもらえばですね(笑)。今の電子楽器&チューナーメーカーさんは、古楽関係者の「かゆい」ところが全く分かってないんですよ、かゆいところに手が届いてない!!
【イッテツ】:ほほう、例えば?

【koten】:先日&今回述べた音律面についてもそうですが、例えば、電子チェンバロだったら高音は「G」音のキーまで欲しいんですよ。大抵のチェンバロは高音は「F」キーまでなのですが、スペイン製のチェンバロは更に「F♯」「G」のキーまであって、スカルラッティやソレール(セイシャスもか?)はこの最高音まで使って曲を作ったんですよ、こんなこと常識じゃないですか!!
〔M〕:いやぁ~そんなことまで知っている人なんて少ないんじゃないですかぁ(汗)
【koten】:だ・か・ら、メーカーさんにはもっと真剣に勉強して欲しいんですよ古楽を。我々も黙ってないでどんどん主張ないしリクエストする必要があるんですよね。このままじゃ「泣き寝入り」じゃないですか、全く(ぷんぷん!)。 電子チューナーだって、ミーントーンだったら、G♯だけじゃなくてA♭の音もプリセットして欲しいじゃないですか。G♯とA♭じゃ全然違う音じゃないですか。そういったことですよ。みなさんリクエストしましょうよ! こういった不便を感じているのは私だけじゃ無いはずなんですよね。

【イッテツ】:・・・そろそろ気が済んだかい?(笑)
【koten】:(我に返って)はっ!? 私、いま何か変なこと口走りましたか? いやぁ自分が何言ったか覚えて無くて、、、無我夢中で喋っちゃうんですよね、この手の話題になると(汗)
〔M〕:というわけで、kotenさんが正気に戻ったところで、今日はこの辺で。それではまた!

【一同】:それではまた!
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音律実験シリーズその5(Just(純正律)でスカルラッティ!) [純正律(Just Intonation)]

【koten】:やりました、連チャンです、自分祝!(笑)、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズーーー!!!」(そ~みれ~ど,れ~~れれ、そ~みれ~ど,れ~~れ・・・「ああぁ~・・(以下略))

〔M〕:今日もまた謎の導入音なんですが一体?(汗)
【koten】:ああ、今日は昨日に続く連チャンでおめでたいから、東京音頭のメロディーにしてみました。「ああぁ~踊り踊るな~ら~ちょいと・・」って続く訳ですよ(笑)。いやぁ~めでたい、あはははは!

【イッテツ】:わかった、分かったから早く本題行こうぜ(汗)、今日はこの後も色々やることがあるんだろ、昨日のブログのぺかっちさんとEnriqueさんのコメントへのレスも未だ書いてないしさ。
【koten】:はいはい、では昨日のホルン音型曲のシリトリ(?)風な感じで、今日もホルン音型が出てくる曲ってことで。D.スカルラッティのソナタC-dur K.157(L.104)です。
〔M〕:おー! これは一転して豪華な曲が来ましたね。私、この曲大好き!

【イッテツ】:スカルラッティって、ホルン音型を使うソナタ、結構書いているよな・・まぁ555曲もソナタ作ってるんだから、何度か使うことにはなるか(笑)
【koten】:スカルラッティはハ長調の曲も沢山書いてますからね。今日も懲りずにJust Intonation(純正律)ってことで。ではどうぞ!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6718

〔M〕:良いですね! この曲、結構、純正律と合ってません!?
【イッテツ】:前半のメロディーのF♯の音が何か低くて気になったが、それ以外は割と良い感じしたな・・
【koten】:でしょでしょ!? 私思うんですけど、減衰音系の鍵盤楽器曲のハ長調の曲って、最適音律を検討する際に、まずは「純正律が使えるかどうか?」を検討してみるべき、ないし検討してみる「価値がある」って思うんですけどねぇ・・。 それと、オルガンは持続音になるのでミーントーン主義(&分割鍵盤主義)に行くのは何となく分かる気がするのですが、チェンバロやクラヴィコード、フォルテピアノなどの減衰音系の鍵盤楽器は、何か音律面でも何か融通が利く感じがするんですよね・・・。

〔M〕:うーーーん、これは一考の余地があるかも知れませんねぇ。

【イッテツ】:・・・どうでも良いけどさ、ワシら、いつの間にかyoumusicデビューしてないか?(汗)
【koten】:あらら、本当だ、誰の仕業かなぁ(爆)

〔M〕:それと、今日の投稿upの「キーワード」欄は、企業名を名指ししてメッセージ書いているんですが(大汗)
【イッテツ】:何かシナリオライターの奴が叫んでるぜ・・「だって、電子チェンバロ作っているメーカーって、ローランド社しかないじゃん、もはや隠しようがないじゃん! スカルラッティの曲がGのキーまで使うのは大昔から周知の事実なのに、いつまで経ってもFのキーまでしか作らないからじゃん!」・・だってさ、奴さん、逆切れしてるよ(笑)。

IMG_4644.jpg

【koten】:言われてみると、今日の曲も上の写真のように、終わりから6小節目の高音のGの音が弾けないから、仕方なくEの音で誤魔化したんですよね(汗)。この曲は未だ誤魔化しが効くから良いけど、誤魔化しようがない曲結構ありますからね。何とかしてほしいですねメーカーさんには。

〔M〕:あと、細かい話しですけど、今日のピッチのa'=404Hzってのも凄く曖昧な感じがしますね・・
【koten】:すみません。415Hzにしたかったのですが。ピッチがずれているの後で気づいて、後の祭りでした。
【イッテツ】:後の祭りか・・東京音頭は終わっちゃったって訳だな(笑)。
〔M〕:上手いですわイッテツさん!
【イッテツ】:わっはっは、何の何の(←照れてる)

【koten】:では、そういうことで、これにてお後がよろしいようで。
【一同】:よろしいようで~!!
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音律実験シリーズその6(Just(純正律)でハイドン!) [純正律(Just Intonation)]

【koten】:うおぉ~、ついにやった!3連チャンです(自分祝!)。それでは行きます、「芸術の秋、古典調律での演奏upシリーズーーー!!!」(どっそそ,どっそそ,どれみれソー~)
〔M〕:あ、今日は分かりました! 次は「そらそふぁ,みふぁみれ,ど、れ、み~~」って続くんですよね? 「おもちゃのマーチ」ってことで(笑)
【koten】:いえーす、大当たり~(ぱふっぱふっ!!)

【イッテツ】:(完全に泥酔状態だなこりゃ(汗))・・・それはそうと、さっきの「ついにやった!」ってフレーズ、どこかで聞いたことあるよな。ソルを真面目に勉強している人には分かるかも知れないという・・・
【koten】:そうそう、Enriqueさんあたり今頃ニヤっとしているかも知れないですね(笑)
〔M〕:あのぅ、ただでさえマニアックなブログなのに、これ以上マニアックな話題にするの止めましょうよ・・・(汗)

【koten】:あぁ、そ、そうですよね(しょぼーん)。じゃあ、ま、早速本題行きますか。
 純正律による演奏upですが、昨日で慣らし運転(?)は終わりにして、そろそろ純正律の「鬼門」となる、DやDmの和音が目立つ箇所に盛り込まれた曲の純正律演奏を検討していきましょう。
 というわけで今日はこの曲です。ハイドンの驚愕(びっくり)交響曲の第二楽章のピアノ用編曲です。まずは通しでどうぞ!
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=6&lid=6721

〔M〕:なるほど。この曲、早速7小節目にDの和音が登場しますね。
IMG_4646.jpg





【koten】:この音律だと、DF♯の3度が純正(4:5)より22セント狭いので、やはりF♯の低さが目立ちますね。オケだと音程調節するのかも知れませんが。オケの人に聞いてみたいところですよね。

〔M〕:オイラーの純正律であれば、ここも綺麗な和音になるんですよね、確か?
【koten】:あぁ、そうだったかも知れないですね。キルンベルガー1,2も試してみたいところですし。 ただ、私の場合、もう慣れちゃいましたね。このくらいの和音ならば全然気にならない感じです。ミーントーン(中全音律)のウルフ5度やウルフ3度(減4度)の感覚が体に染みつくと、大抵の不協和音は「これもアリだな」になってしまいますね(笑)。
【イッテツ】:それに純正律の禁則DAの5度よりは遙かにマシだしな。っていうか、そのためにここはAを使わないようにしているのかもな。
【koten】:あっ、私もそう思いました。あと、ここは正確には3度じゃなくて「10度」ですからね。オクターブ離すと少し緩和されるって気もしてます。

〔M〕:さて、次は14小節目ですね・・今度はDmの和音がでてきますね。

IMG_4647.jpg



【koten】:下からFAD(ファラレ)の順なので、これは所謂「第一転回」形ですよね、これならセーフみたいですよ。音楽理論的には。
【イッテツ】:先日入手した「野村満男著 古楽器研究2 Mozartファミリーのクラヴィーア考(東京コレギウム、定価3000円なり)」の第110頁の一番下の段落に書いてあるよな(笑)。

【koten】:引用させていただきますと、『和声学でいう「レ・ファ・ラ和音は、第一転回ファ・ラ・レのみに用法を限定」される理由・・(中略)・・はなぜなのか?』とあるので、ファ・ラ・レの音型ならば使用が許されることが伺えますね。

〔M〕:何故ファ・ラ・レの音型ならば許されるのでしょうか?
【koten】:続きを読みますと、『それは、純正律ドミソ和音につきものの「レ・ラ間のウルフ」やそれに近い不良5度を抱え込む音律(キルンベルガー第Ⅱ)・・(中略)・・の時代に和声学の禁則が成立したため』とありますね。

【イッテツ】:うーーーん、でも、その記述だと、「何故ファ・ラ・レの音型ならば許されるのか?」に対する明確な答えになってないんじゃないか?(悩)
〔M〕:え~~~と、あっ! もしかして、レ・ファ・ラ和音だとレとラで5度だけど、ファ・ラ・レ和音だとラとレが4度音程になって5度ではなくなるから?
【koten】:ピンポンピンポン!! Mさん今日は冴えてますね~
〔M〕:えっへん(自慢)

【イッテツ】:でもよう、確かにレ・ファ・ラ和音だと、レとラで純正より22セントも「狭い」5度になるけどさ。ファ・ラ・レ和音だと、今度はラとレの4度が純正より22セント「広く」なるはずだろ。結局22セントずれるんだから同じことじゃないのか?

【koten】:いやぁ、それが違うんですよ、イッテツさん。純正律(系)のD-A禁則につき、下の音からD→Aの配置(狭い5度)だと確かに不協和度が高い、というかむしろ「不快度」が高いと言った方が良いかも知れませんね。それに対して、この逆すなわち下からA→Dの配置(広い4度)だと、驚いたことに相対的に不快度が低くなるんですよね実は。これを最初に知ったときは衝撃的でしたよ。もう目から鱗!!
〔M〕:え”~そうなんですか!(驚愕)。 そんなことどの本にも書いてないじゃないですか。

【koten】:音響学の本とか真面目に読めば、もしかしたら説明されているのかも知れないですね。まだそういう記述を見たことがないですが。
 もしかしたら野村氏の上記書籍は、隅から隅まで繰り返しジックリ読めば「分かる人には分かる」ように書かれているのかもしれないですね、但し実際に音を鳴らして試してみることも必要ですが。結局、こういうのは自分で実際に純正律で試してみるしかないんですよね、要は実験ですよ実験。前にも書いたように、どうもこの「現実世界(この世)」は、単に思ったり考えているだけでは駄目で、実際に表だった行動を起こさないと幸福が得られなれないようなシステム(?)になっているみたいなんですよね。
 それと、A→Dの配置(広い4度)を更にオクターブ単位で離してみると、さらに不快度が下がることも体感できますよ。そして、名だたる音楽家は、この性質を利用して曲中での和音の形を決めて書いているのです。本当にもうびっくりですよ。それこそ「驚愕」交響曲です(爆)。平均律だけ実践していたのではこんなこと絶対に分かりませんからね。

〔M〕:いやぁ、凄いですね、もう1回14-15小節目を聴き直してみましょうよ。



【一同】:うーーーん、なるほど!!(唸る)


〔M〕:では、最後は22小節目ですね。4拍目の最後がD-Aになりますね。

IMG_4648.jpg



【koten】:あぁ、ここは大したことないんじゃない? 低音Dがスタッカートになっているし。それでも気になるなら3拍目の低音Dのスタッカートをより短くすれば対処可能のような気もするし。
【イッテツ】:ワシとしては、DAよりもF♯の低さの方が気になるぞ。
〔M〕:オケの場合はこういう時、F♯のみならずAの音程も修正したりするんですかね?
【koten】:あぁ、その辺も聞いてみたいですね。

【イッテツ】:お、もうこんな時間だぞ。そろそろ明日の準備した方がよくね?
【koten】:えっ今何時って・・ギャぁーーー(顔面蒼白!)、、何でこんなに時間経つの早いんだぁ!?(泣)。

〔M〕:というわけで、今日も一日が終わろうとしております。皆さま良い芸術の秋を!
【一同】:良い芸術の秋を!
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音律実験シリーズその7!(ハイドンのJust(純正律)part2!) [純正律(Just Intonation)]

 以下は私見です。(私は古楽の勉強をしている身ではありますが、あくまでも単なる一アマチュアですので。)

------前回までの復習及び今回の議題----------------------

 純正律(系)ハ長調の「和声」論(現代人が「鍵盤楽器では使えない」と考えている和音、音程関係)につき、ハイドンらはこう考えたのではないか。
 Dの和音につき、
 D-Aの5度は「不協ないし「不快」和音」である(故に「禁則」)。但し、ミーントーンの「ウルフ」5度よりは遙かに軽傷である。
 低音がDで高音側がAだと確かに不快だが、この逆(A-D)すなわち、低音がAで高音側がDであれば、不快さが緩和ないし軽減される(→第1転回形での使用は許される/論点:では第2転回形は?)。

 ※D-Aの(禁則)5度は、「不快」であるが故に、強い感情表現の場面などでは使っても良く、むしろ「使う価値」があるのではないか(ミーントーンのウルフ5度でさえ先人達は使っていたこともあるし)。ただし、やたらと使うのではなく、「ここぞ」という場面でのみ使った方が効果的である。

 純正律(系)ハ長調の「旋律」論
 ※ラ(A)の音は注意して使うべきである!!
-----------------------------

【koten】:あ”~、一週間が終わった。今週はエライ疲れた~~(ぐったり)
  〔M〕:お疲れさまです~。
【イッテツ】:仕事終わって帰宅後に、演奏&録音&写真撮影&演奏UP&ブログで詳細説明してるんだから、そら疲れるわな(汗)
 
【koten】:いやぁ、でもこの一週間は幸せでしたよ私(笑)。 しかし確かに疲れたことは疲れましたね・・で、明日も早いので、さっさと本題いきますね(汗)

 今日はこれです。ピアノ学習者が一度は習うハイドンの有名なソナタC-durです。
http://www.youmusic.jp/modules/x_movie/x_movie_view.php?lid=6731

【イッテツ】:うぉー! 中間あたりで何か凄いエコーかかってない?
【koten】:特にエコーの編集はしてないですよ。出力ボリュームをいじりながら再生したくらいで。おそらく3度も5度も純正な「完全純正和音」から生じる何らかの効果なんでしょうね。何たってこの曲、低音のアルペジオを、それこそマシンガン(笑)のように弾きまくる曲ですからね(汗)。

〔M〕:youmusicで書いてますが、この曲は『14小節まではラ(A)の音を全く使っていない』んですか。
【koten】:そうなんです。第1主題は勿論、低音部も含めて「ラ(A)だけ」は使ってないんです、他の幹音(ド・レ・ミ・ファ・ソ・シ)は全部使っているのに。これ不思議でしょ?(笑)

〔M〕:最初のメロディーが「ドーミソ、ソ、ソ、(シ)ド~ソ、ソ、ソ、ミード、シ、シ、ド、ド、レーーー、、ソーレファ、ファーソミ、ミーファレ、レーミド、ド、レ、レ、シ、シ、ドーー」ですか、、あれーーー確かに!! こんなに長いメロディーなのに、どういう訳か「ラ(A)だけ」は使ってないですね!!(驚)
【イッテツ】:何でかいな?

【koten】:いやぁ~m今日はもう疲れたので、説明は明日にしましょうか・・・読者の皆さんには今晩ゆっくり悩んでもらうこととして(爆)
【イッテツ&M】:却下~!!&却下です~!

【koten】:いや、これ、あくまでも私見なんですけどね、、、あと、説明が相~当~に長くなりそうなんだけど(汗)
〔M〕:私見でも長文でも何でも良いので、言って下さい! このままでは眠れません。
【イッテツ】:言ってみ、言ってみ、言えば楽になるぜ(笑)

【koten】:一言で表すと、純正律(キルンベルガー第1も含む、以下同様)のラ(A)は、「音程が低い」ので、注意して使わないと「不自然」に聞こえる、ってことじゃないかと思うんです。
【イッテツ】:おー見事に簡潔にまとめたな(笑)。

〔M〕:もう少し詳しく言うとどうなります?
【koten】:純正律の特徴の一つとして、全音が「大全音(CD、FG、AH)」と「小全音(DE、GA)」の2種類に区別されるってのがありますよね。そして、5度は、CGが純正、EHも純正、FCも純正、GDも純正、AEも純正です。DAだけが22セント狭い不快な5度になる訳です。つまり、GAの2度は小全音で狭いし、DAの5度も(ここだけ)狭いんです。言い換えると、旋律面でも和声面でも「Aの位置がイレギュラー(ラの音程が不正)であり、低い!」って感じちゃうんですよ、「普通」に使っていると。
【イッテツ】:うむぅ~・・・そうなのか。

【koten】:だから、ラ(A)の音は、無造作に使っちゃいけない(はずな)んです。純正律のハ長調で曲を書こうとするときは。
〔M〕:そういった事情で、主題では使用を避けて、15小節目でやっと低音にラ(A)の音を出してくるってことですか・・・
IMG_4650.jpg

【koten】:ここでもメロディーじゃなくて、まずは手始めに低音で使ってますよね。ラ(A)の音を。慎重なんですよハイドンも(笑)。無造作に使ったりしたら(当時の)見識を疑われちゃうとか心配していたんじゃないですかね。


【イッテツ】:25小節目でDの和音が出てくるよな。
IMG_4652.jpg
【koten】:ここは定石通り第1転回形ですよね。それと、メロディーのラ(A)に装飾音(ターン)を付けて、長い間鳴らさないようにしてますよね、ラ(A)の音を。

〔M〕:何か、おそるおそる細心の注意をもってラ(A)の音を扱ってますね(汗)。

【koten】:あと、25小節目の真下の小節、ここ29小節目なんですけど、ここで初めてAの連打音が来ます。対する低音はCの音です。この瞬間は純正な6度音程です。間違っても序盤のこの場面でDの低音をぶつけたりはしません。見識を疑われますので(笑)。31、32小節目も同じです。
   40小節目からクレッシェンドがあり、徐々に「冒険」が始まります。40小節目のDの和音は第1転回形ですが、42,43小節目でメロディーにD♯音、G♯音を使い、緊張を高めていきます・・・そして遂に!!(笑) 50小節目に使うのです。泣く子も黙るあの「禁則の5度」を!!

IMG_4655.jpg

【イッテツ】:これが本当の「確信犯」ってやつか・・・
〔M〕:凄い! この禁則5度、全然不快に感じないですよ。この和音を出すまでのストーリー、仕掛けも素晴らしいですね!!

【koten】:このDAの禁則5度、後半でも出てきますが、どちらも不快でないですね。前半のは、さりげなくスルーしてしまう(誰にも気付かれない)ような使われ方ですが、後半で出てくるDAの禁則5度は、抑圧されていたものが一気に開放されるような、そんな爽快感さえ感じますよ(笑)。
【イッテツ】:水戸黄門の「印籠」みたいなものかな、後半の禁則5度(笑)。
【koten】:言われてみると、「痛快」って表現もGoodかも知れませんね(笑)。 ちなみにモーツァルトの有名な(初学者用)ハ長調ソナタの3楽章の後半でも出て来ますよ、この禁則5度。モーツァルトの使い方は更に痛快な感じしましたね、そういえば。

〔M〕:ハイドンやモーツァルトって凄い人だったんですね・・・・(絶句)
【koten】:そりゃ、泣く子も黙る「ハイドン」、「モーツァルト」ですからね(笑)。並の音楽家とは比較にならないですよ。

【イッテツ】:「何でもあり」の平均律の世界では、絶対に分からないよな、この曲の構成の素晴らしさは・・。

【koten】:それはそうと、・・・まずいっっす、夢中で書いてたら12時回っちゃったっす(汗)。明日も早いのに(泣)・・これで大体書いたよな、今日の議題。

〔M〕:忘れていたら後で書けば良いですよ。
【イッテツ】:そうそう、明日のために、今日は早く寝ようぜ。

【一同】:という訳で、それでは皆さま、良い芸術の秋を!!
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昨晩の補足 [純正律(Just Intonation)]

 昨日の記事で、純正律(キルンベルガー第1も含む、以下同様)のラ(A)は、「音程が低い」ので、注意して使わないと「不自然」に聞こえる、って書きましたが、それに関する補足です。

 マニアックな方(笑)はもうご存じでしょうけど、キルンベルガー第1と第2の違いは、「A」の位置だけですよね。
 で、第1の幹音(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)は、純正律そのものの音程であり、旋律的にも和声的にも「ラ」が低いように感じてしまう。ここまで書きました。

 そこで、キルンベルガー第2です。第2は、ラの位置が第1よりも11セント高いわけですよね。とすると、旋律的にも和声的にも「ラ」が低いように感じてしまう第1の欠点を緩和する働きがあるのではないか、と推測できるわけですよね。(実験する必要がありますけど)

 巷の音律論では、単に「第1と第2では「A」の位置が違うだけである」こと、それにより「DAのウルフがAEに散らされてDAウルフが緩和される」ことが専ら強調されてますが、第1と第2の違いは『それだけじゃないんじゃないですか?』 ってのが私の言いたかったことです。

 私も含めて、鍵盤楽器奏者は、Aの位置が変わることに対してそんなに深く感慨(?)を持たないですが、良く考えて見ると、Aの位置をずらしてしまうということは結構重大なことなんじゃないですかね。

 上記の他にも、例えば対オーケストラ(チェンバロ協奏曲とか)を考えたらどうでしょう。基準ピッチとなるAの音の、音律全体中の相対的な位置を11セントも変えちゃうんですよ(汗)。 鍵盤楽器奏者が、「今の曲はキルンベルガー第2でやったけど、次の曲はイ短調協奏曲でAEを純正にしたいから、Aのピッチだけ変えてキルンベルガー第1で演奏したい。」とオケに御願いしたとします。 これに対して、オケの団員全員から「俺たちはAの周波数は415(或いは440,442など)でやるんだ、絶対に変えないぞ!」と主張されたら、鍵盤楽器奏者は、しぶしぶ、A以外の全ての鍵盤の調律をし直さなければならないハメになるんです。これは超~大変です(笑)。 A以外の全ての鍵盤キーを11セントもシフトさせる必要が生じるのですから、キルンベルガー第2-第1間の調律替えを行うには。

 こうして考えて見ると、本当に深いですよね音律論って(しみじみ)

        では、これから病院に行って来ます(まずい、夢中で書きすぎた(汗)・・・遅刻するかも(爆))
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さらに補足 [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]

キルンベルガー音律について更に補足です。

 キルンベルガーの音律は、第1、第2、第3の三種類がありますが、確か第1、第2、第3の順で発表されて、キルンベルガー本人は当初は第1が一番良い音律と思っていたものの、大衆の要請に応える(いわば負けた)形で、順次的に(いわば)妥協的な音律(※注1)を発表して行ったんですよね。

 ここで、A(ラ)の音程を考えて見ると、キルンベルガーの音律は、最小限の変更で第1から第2に変えるには、第1のA(ラ)の音程だけを11セント分上げれば良い訳です。
 先ほど計測してみたのですが、A(ラ)の音程がバロックピッチの415Hzだった場合、これを11セント分上げると約418Hzになります。
 次に、最小限の変更で第2から第3に変えるには、G,D,Aの音程を変えることになりますが、その際、A音は5.5セント上がります。そして、約418HzのA音を5.5セント上げると、約419Hzになります。

 つまり、西洋音楽で使われていたキルンベルガー音律の変遷は、基準ピッチの上昇の歴史とも関係しているのではないか? というのが私見なのですが、どんなものでしょうかね・・・

 ちなみに「野村満男著 古楽器研究2 Mozartファミリーのクラヴィーア考(東京コレギウム)」の第121頁には、『Mozartも使用したであろう「Steinの音叉はa’=421.6Hz」というヘルツ数』って書かれてますね。先ほどの計算値と割と近い値ですよね。(「だからMozartがピアノで使っていた音律はキルンベルガー第3だ」って言うつもりは毛頭ないですが(汗)。 野村氏の「ヴァロッティ音律」説と異なり、私見では、Mozartは何らかの純正律(ないし純正律「系」)を使っていなのではないかと考えてます。さらには、「1曲毎に(最適)調律が違う」可能性の方が高いと考えております。 )

余談:おかげさまでyoumusicの週刊ランキングベスト10(7位)に復帰しました(祝!)。
   これからも応援宜しくお願いいたします。m(_ _)m

(※注1):ある意味、(大衆の「もっと簡単にしろ!」とのリクエストに応えた)F.ソルの「エチュード」や「ついにやった!~」みたいなものですよ(笑)
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キルンベルガー音律につき、より正確な補足説明を試みる。 [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]

 こんばんはkotenです。

 音律議論は昔から色々と根深い問題があるので、こう立て続けに真面目な文章を書き綴りたくないところなのですが、まぁ仕方ないですかね(汗)。 昨日の補足(特に「大衆の要請に応える(いわば負けた)形で、順次的に(いわば)妥協的な音律を発表して行った」という記述)は少し正確性に欠けるような気もしましたので、今回は書籍情報に基づいて可能な限り客観的な説明を心がけようと思います。宜しくお願いいたします(笑)。


 以前にケレタートの本(「音律について」の下巻)を読んで、少し思うところがあったので、先ほどキルンベルガー著の「純正作曲の技法」(東川清一訳 春秋社)の音律関係の記述を少し精読してみました。
 そこで特に気になったところは、
(1)所謂キルンベルガー「第2」が最良の音律であることを前提(出発点)として議論(作曲技法の説明等)が進められている点。(及び「第1」も「第3」も記述が見あたらない点)
(2)純正律、平均律、ピタゴラス律について説明がされているが、ミーントーン(中全音律)の説明が見あたらない点。
 ですね。

 以下、各論ないし所感です。
 (1)について:
 前回書いたように、キルンベルガー自身は、彼の考案した3種の音律を、「第1」、「第2」、「第3」の順で発表した訳ですが、上記ケレタートの本(第42,43,170,212頁)によれば、「第1」の発表が1766年(『クラヴィーアの練習』の第4部)、「第2」の発表が上記『純正作曲の技法』(1771年)であり、これに対して「第3」は、1779年6月12日付けで「フォルケルに宛てた手紙」の中で「提案」したものだったようです。

 ですので、「第3」が『純正作曲の技法』中で発表された旨を記述しているサイトもありますが、事実は違うようです。少なくとも、私も『純正作曲の技法』の上記訳本中に「第3」の説明を見つけることができませんでした。
 
 ただし、さらに事情が複雑なことに、キルンベルガーとマールプルクとの論争で、一般にはマールプルクがキルンベルガー「第3」の音律を「つぎはぎ音律」などと揶揄したとして有名になっておりますが、上記ケレタートの本(第50頁)によれば、この論争は、キルンベルガーが1766年に自分の音律(つまり1766年なので「第1」)を出版する以前に行われたようで、『この論争によってマールプルクは、キルンベルガー自身が1766年に自分の音律を出版する以前に、キルンベルガーの音律を世に紹介したことになるのである。』と記載されております。つまり、ケレタートの本の説明では、マールプルクがキルンベルガーのどの音律を揶揄したのか、及び、この論争によってキルンベルガーのどの音律が一般に広まったのか(さらには論争対象の音律は一つなのか複数なのか)、などが今ひとつハッキリしない感があります。(上記ケレタートの説明によれば、論争対象となったのはむしろ「第1」なのではないか、と読むことも可能です。一方で、「つぎはぎ音律」の正体が「第3」であれば、キルンベルガーは「第1」の発表前に既に3種の音律を構想していたことになりますよね。ちなみにマールプルクは、「つぎはぎ音律」の他にも「半人前音律」とも揶揄しているようです。)

 以下は所感です。
 結局、キルンベルガー自身は、『純正作曲の技法』を出版することで、「第2」が最良と言い切ってしまったことで、結果的に「第1」を自己否定するような説明をしてしまったことになりますよね。その一方で、最近のネット上では、「後の時代の作曲者はキルンベルガー「第1」のための曲を結構作っている」旨の話題がホットになっており、他の作曲家は「第1」を高く評価していたことも伺われ、さらにその一方で、結局、現在の電子楽器やチューナー、古楽愛好家に広く採用されている音律は(完全純正和音が無い)「第3のみ」という結果からするに、「世の中上手く行かないものだなぁ」と感じます。

 (2)について:
 小生、現在の古楽界及び音律界(?)では、キルンベルガーに対する評価が(いわば不当に?)低いように感じており、特にネット上でのミーントーン(中全音律)信奉者からのウケが良くないように感じているのですが、もしかして「それは『純正作曲の技法』でキルンベルガーがミーントーン(中全音律)の説明をしていないからでは?」とも思えてきました(汗)。
 それに対して、現在広く使われているキルンベルガーの音律は、上記のように「第3のみ」であり、この第3はミーントーンとピタゴラスとをいわば合成した音律であることからして、「うーん何かキルンベルガー氏にとっては何かと皮肉な結末だよなぁ」、などと感じる今日この頃なわけです。

余談:先日投稿したハイドンのC-durソナタも「実はキルンベルガー「第1」のための曲ではないか?」という感が私の中で高まってきました。一方で、解釈によっては、ハイドンがキルンベルガー「第2」の(11セント高められた)いわば不正なA(ラ)の位置を批判ないし皮肉るために、わざと出来るだけAの音を使わないように画策して作曲した、と想像する(妄想する?)こともできますよね。あれだけAの音を慎重に扱っている曲は非常に珍しいような気もしましたので。
                      では、今回はこんなところでしょうか。
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(叩き台)鍵盤楽器曲につきミーントーン系か純正律系かピタゴラス系か・・を判別する方法論を考えてみる。 [最適音律を見極める基準(仮説)]

 以下、叩き台です。

 【仮説その1】
 ピカルディーの三度(短調の曲(例えばa-moll)につき、その調の長3和音(この場合A=イ+嬰ハ+ホ音))で完結させる終止法、下記サイト参照):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%BA%A6

 ピカルディーの三度(ピカルディ終止)は、「元々ミーントーン(中全音律)に基づくもの」との説あり。
 理由:ミーントーン(中全音律)には、純正「長」3度音程(周波数比4:5)は沢山あるが、一方で、純正「短」3度音程(周波数比5:6)は一つもない。したがって、ミーントーンで短調(例えばa-moll)の曲を演奏したときに、短3和音(この場合=イ+ハ+ホ音)で完結させると十分な満足感が得られないので、その調の長3和音(この例ではA-durの主和音であるイ+嬰ハ+ホ音)で完結させる終止法が誕生した。
 補足:これを根拠に、ミーントーンの各調性の個性に言及する説あり。例えば、ミーントーンでは、ヘ長調の主和音は綺麗なので、(主和音の短3度音程が非常に狭い)へ短調の曲はピカルディ終止が必要であり、これにより聴衆が安心する(「救われる」)。これに対して、ロ長調の主和音は汚いので、ロ短調の曲をピカルディ終止しても「救われない」、など。

 判別指針:ピカルディ終止している曲は、ミーントーン系の(ないし少なくともミーントーンを意識している)曲である可能性が高い。逆に、短調の曲(例えばa-moll)なのにピカルディ終止でなく短3和音(この場合イ+ハ+ホ音))で完結している曲については、純正律系を前提とした曲の可能性がある。

 後者の例:ブルグミュラーの25の練習曲(作品100)の場合、第2番(アラベスク、イ短調)

IMG_4670.jpg


 【仮説その2】
 曲の序盤から(何の配慮も無しに)いきなりD-Aの禁則5度が出てくる場合、逆にミーントーン系である可能性が相対的に高そうである。(例:上記ブルグミュラーの練習曲では、第7番(清い流れ、ト長調)/第10番(やさしい花、ニ長調))

IMG_4671.jpg

IMG_4673.jpg


 【仮説その3】
 仮説その2の例外として、D-Aの禁則5度の汚さを逆に活用した曲も存在するように思われる。(例:上記ブルグミュラーの練習曲では、第20番(タランテラ、ニ短調))

IMG_4675.jpg


 【仮説その4】
 ホルン音型が出てくる場合、純正律系を前提と(少なくとも意識)している曲ではないか。(例:上記ブルグミュラーの練習曲では、第9番(狩猟、ハ長調))
IMG_4672.jpg


 【仮説その5】
 ハ長調は基本的には純正律を意識している曲が多いように思われる。
 「ベートーベンのピアノ曲は?」と反論が来そうだが、ベートーベンも若い頃には下記のような明らかに純正律前提と思われる曲を書いていた(WoO.51、ハ長調)。

IMG_4674.jpg

【仮説その6】
イ長調の曲は、純正律が使える可能性がある。
(ネタが沢山あるので、詳細は後日に書こうと思います。)

----------平成23年2月18日加筆------------------------
最近(平成23年2月)の所感

★イ長調の音律(特に後期バロック)は何だったのか?
 組曲(曲集など)の最初に「イ長調」の曲を配置しているケースが(特に後期バロックで)目立つ。
鍵盤楽器曲の例:
  ヘンデルの(8曲からなる)チェンバロ組曲集(第1番はイ長調)
  バッハのイギリス組曲(第1番はイ長調)

鍵盤楽器曲以外の例:
  テレマンのフルートのための12のファンタジー(第1番はイ長調)
  ヘンデルのVnソナタもそうではなかったか?(要確認)
  コレルリなどは?(要確認)

 「イ長調」が後期バロックで重宝されたことは間違いないだろう。
 (1番ではないが、バッハのVnとCemのためのソナタ、FlとCemのためのソナタにもちゃんとイ長調多楽章曲がある。)

 これに対して、前期バロックや古典派の鍵盤楽器では「僅かに」パラっと入って来る(場合が多い)。「1番」として重宝はされていない感じ。でも「無視」はされていない。ちゃんとイ長調曲が作られている(前期バロックでは以前に記事にしたラインケンやブクステフーデの組曲集などが典型例(後の方で1曲だけ作られている。)、古典派ではモーツァルトのピアノソナタ・イ長調(←有名な「トルコ行進曲」付きのもの)など)。

【仮説その7】
調号(♯や♭)の多い曲は、基本的にピタゴラス系になる音律(WM第1技法第3、KBⅠ,Ⅱ,Ⅲ、など)から検討して行った方が効率が良さそうである。なお、ベートーヴェン以降の鍵盤楽器曲は、KBⅡ⇒KBⅠ⇒WM⇒KBⅢ⇒その他、の順で消去法で検討するとあるいは効率的か?

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