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初音ミク入手&次のピアノの調律法が決定(祝) [ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化]

【近況その1】
 ワンクリック衝動買いした「初音ミク」、昨日帰宅したら既に届いてました(流石はamazon)。

画像2011年01月15日分 020.jpg
 ↑開封前状態の写真(隣に鎮座するのは、大昔に3千円くらいで通販で買った「ピラミッドジェネレーター」(←磁石が内蔵されているため、東西南北に合わせる必要なくピラミッド・パワーを享受できるという優れもの。枕の下に入れて寝てます(笑)))

画像2011年01月15日分 021.jpg
 ↑早速インストール

画像2011年01月15日分 022.jpg
 ↑起動画面:(あうぅぅ、、、、またこれかいな~(汗))

 当方、いわゆる「楽譜入力」ソフトの画面をイメージしていたのですが、見事に(悪い方に(汗))裏切られました。どうもこの種のソフトウエアは、起動&作業画面が似てますね・・

 この初音ミク、単旋律しか歌わせることができず(コーラスの追加程度なら可)、伴奏(和音)等も入力できないようです(泣)。
 なので、「古典音律で歌わせること」よりも先ずは「伴奏の演奏とミックスさせる」こと(さらには「伴奏の演奏を作ってデータに落とすこと」)をマスターする必要がありそうです(あうぅぅぅ・・)。

 DTMマガジン2007年11月号の第39頁右側欄中段(笑)には、「初音ミクにはほかにも、外部MIDIキーボードの演奏に合わせて、あらかじめ入力しておいた歌詞をリアルタイムで歌わせることができるVSTインストゥルメンツも用意されている」と説明されているので、この機能は是非使ってみたいのだが・・・これってプリセットされているのか?or別売りか? (mixiのあの方からの情報を期待している今日この頃(汗))
 
 何にせよ、最近のPC関係の製品は、(アップル製品を筆頭として(?))取説が非常に簡素(ユーザー「アン」フレンドリー)なものが多く、この初音ミクもその例外ではないため、所謂「指南サイト」を利用(遍路?)して修行する必要がありそうですね・・・頑張れ私!(笑)

余談:いっそ、ミクにドローン(←永続?低音)部分を歌って(つぶやいて?)もらって、古典音律は伴奏の方のみにしようかしら(爆)・・それならミクは平均律の設定のままでも出来そうだし。

【近況その2】
 家のアップライトピアノの次の調律につき、キルンベルガー第2にするかフレンチミーントーン(&基準ピッチうんと下げ(笑))にするか迷っていたのですが、先日のREIKOさんの一声で、「キルンベルガー第2」に決定されました(祝!)。

 脳内投票結果(笑)
キルンベルガー第2:51票(内10票がREIKOさん(爆))
フレンチミーントーン:40票
現状維持(純正ミーントーン):7票
キルンベルガー第1:2票

 早速昨晩、(前回のミーントーン調律をやっていただいた)調律師(女性)に電話をして、「今度はキルンベルガーの「第Ⅱ」で御願いします。第3ではなくて「第2」ですので!」と御願いしました・・・人気の調律師さんで多忙な方ゆえ具体的な日程が決まっていないのですが、2月中には実現しそうな感じです。乞うご期待!

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同日夜に若干補足修正:つぶやきシリーズ [たわごと]

【その1】
 現在コメント欄(別名:「ミューズ達の井戸端会議用地下室」←名前変わってるし(汗)、いっそ民主主義的に(?)「愛称募集」でもしようかしら。)がキルンベルガー音律の話題で盛り上がっていることもあり、次回の[律マガ]はキルンベルガー特集にしたいと思う。
 第Ⅲ音律を中心に述べたいのだが、一部のサイトで、(理論家が第3音律よりも第2音律の方を高く評価している背景には、)キルンベルガーが純正律に基づいて音律を構成したという「仮説」がある、といったような説明がされていたので、
おーーい (汗)、「仮説」じゃなくて「事実」なんだぞぉ~という説明もしなければならないだろう。
(ぼそぼそ・・・みんな、キルンベルガー著の「純正作曲の技法」中の音律(キルンベルガー第「2」)の説明の箇所、せめて立ち読みでもいいから(←なんて書くと東川氏から怒られるかな (汗))、ちゃんと確認しようよ~(懇願)。)

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%8F%83%90%B3%8D%EC%8B%C8%82%CC%8BZ%96@
 ↑
訳本が新品で8400円か・・・結構なお値段ですね(汗)。

余談:かく言う小生も、この値段では厳しいものがあり、結局新品を諦めて古本の方を購入したという経緯があり、そ・れ・ど・こ・ろ・か、この本で実際に確認するまでは、そもそも「本書で第2音律が発表されている」ということを知らなかった、という厳然たる私的「事実」があります(自虐汗)・・・(補足:ケレタート著の「音律について」をよく読むと、この本で第2音律が発表されている事実を知ることができます、ご参考まで。)

【その2】
 先日、中村恵美さんのチェンバロ(スピネット)コンサートについて記事を書いたが、3月27日に中村さん宅での発表会に出演させていただくことになり(今回で2回目)、曲目を決める必要がある。
 現在のチェンバロ界は、「平均律御法度(笑)」的雰囲気が強い点では大ーーーーーー変に素っっっっっっ晴らしい(爆)とは思うのだが、一方で、発表会では1/6(ヤングやバロッティ)しか使用されないので、いわゆる「バッハ以前」の曲を発表する人が圧倒的に少ない現状であり、何せあの「フレスコバルディやフローベルガーやスヴェーリンクやW.バードや・・(←余りにも多いので以下略(^_^; (汗))」の曲でさえも、発表会で弾くのは「専らプロの卵の人のみ」という体たらく(?)である。かく言う私も、最近の発表曲は専らバッハばっかりで、前回初めてバッハ以前(パーセル)の曲を発表した気がする。(ぼそぼそ・・確かにバッハは「別格」なのですけどね・・・)

そういえば、過去のチェンバロ発表会で何を発表したっけか?

記憶にある発表曲
【フランス人作曲家】
ラモー1曲(正確にはイ短調組曲から前奏曲、アルマンド、ジーグの3曲を一度に発表)
J.デュフリ1曲(正確には第1巻のニ調組曲からアルマンドとあと1曲 (汗)を一度に発表)
クープラン2曲(前奏曲(♭系だったな確か)、神秘的なバリケートを別の機会に発表)

【イタリア人作曲家】
D.スカルラッティ1曲(ロ短調ソナタK27)

【イギリス人作曲家】
パーセル:組曲ヘ長調より前奏曲

【ドイツ人作曲家】
フィッシャーのシャコンヌF-dur⇒あ、これも「バッハ以前」だ!(笑)
バッハ:フランス組曲第5番G-durよりアルマンドとガボット
    「巧みに調律された鍵盤楽器曲集」(笑)より、
      ①第2巻第3番(変ニ長調、確か♭5つ)のP&F(独身時代の最後)
      ②第2巻第2番(ハ短調)のP&F(結婚後)
    幻想曲ト短調(BWV?)、フーガF-dur(BWV?)
    BWV998(原曲リュート用?)より前奏曲
    前奏曲とフーガ、イ短調BWV904
    パルティータ第1番変ロ長調より前奏曲、アルマンド、サラバンド、メヌエット1&2、ジーグ(←要するに「クーラント以外 」(汗))


・・・・・とりあえず覚えているのは、これだけか(バッハは何かもっと発表していそうな気が、、あぁ夫婦デュオであったね、そういえば)


 最近思ったのであるが、下記wikiの「バッハ」につき、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F

出身地と没地が「ドイツ」ではなくて「神聖ローマ帝国」ってのは・・・「これ何じゃい(汗)」って感じ(凄い大風呂敷? 国(国境まで)が広かった? ゆえにバッハはブクステフーデやラインケンにも気軽?に会いに行けた???)。

神聖ローマ帝国の解説サイトも一読はしてみたものの、一読しただけでは良く分からないですね(泣)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%81%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD

 結論として、チェンバロ界、もちっとミーントーン曲を発表できる機会が増えればなぁ(例えば1/6とミーントーンとで調律楽器を2台用意してもらうなど)、などと思う今日この頃でした(結論までの脱線が長かった・・いいか、どうせ「昼休みのつぶやき」だし(爆))。

 そういえば、前回の記事でのピラミッドグッズについての質問が来ないのは意外だったな(笑)・・もう有名グッズなのかなあれ?
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「時差の法則」について思いを巡らしてみる。(「地軸大変動」まであと8日(笑)) [なんちゃって音楽理論]

今晩のお題:「時差の法則」について思いを巡らしてみる。


時差の法則とは?

《自然界の例》
夏至(1年で最も太陽照射時間が長い日)⇒本当に暑い日(気温が高い日)は、数ヶ月遅れてやって来る!
(冬至についても同様・・要するに、「地面の熱」の蓄積/放出が関係している・・・んですよね確か(?))

《人間界の例》
今している努力 ⇒ 数ヶ月後~数年後に結実する!(結実させようとしている目標(のハードル)が高ければ高いほど、長い年数を要する。)
(要するに、「脳内シナプスの熟成」の関係か?)

これを踏まえて、
《音律界(笑)の例》
 新たに考案された音律 ⇒ その音律に完全に合う曲を実際に作れるのは、(つまり、新音律を「完全消化して血肉化」できるのは、)結構後になる(それまでは従前の音律の価値観にひきずられる)
 ということがあるのでは??

 例1:
 J.P.キルンベルガー(1721年~1783年、独)は、
 ①白鍵は完全な純正律+黒鍵は(ほぼ)ピタゴラスという音律(第Ⅰ音律、1766年発表)
 ②白鍵はほぼ純正律(Aだけ不正)、黒鍵は(ほぼ)ピタゴラスという音律(第Ⅱ音律、1771年発表)
 を新たに考え出し、「この音律で作曲すべし!」と主張した(←これが、後世まで(J.J.フックスの「Gradus ad Parnassum (1725年)」とともに)超ベストセラーとなり多くの作曲家に影響を与えた『純正作曲の技法』[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik(1771年)])。

 (一方、この時代では、(他にも色々な(不均等)音律が考え出されたものの、)依然としてミーントーン(中全音律)が隆盛であり(←ですよね?)、この音律の「イデア」は、純正長3度が8つ、純正5度や純正短3度は無しで、1/4s.c.且つウルフ位置がG♯-E♭のものであった。)
 
 ⇒さて、実際にキルンベルガー自らによって作曲された曲は、上記第Ⅰや第Ⅱ音律に合致しているのだろうか? 依然として従前の音律(つまりミーントーン)の価値観にひきずられていたのではないだろうか?

(未確認「憶測(妄想?)」意見(汗)):何か「引きずられていた」っぽいのでは?

今度の「律マガ」で特集する予定のキルンベルガー音律関連の対比表を作ってみた。

音律比較表.PNG

(以下、第Ⅲ音律は除外して考えた話です。)
こうして表にしてみると、従来のミーントーンとキルンベルガーの(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律とが「全く別物」であることが良くわかるであろう(ですよね?)。
 
 ⇒では、この音律(つまり第Ⅱ及び第Ⅰ)を実際に「完全消化して血肉化」して、この音律(の特性)に完全に合致した(鍵盤楽器)曲を初めて作ることができた作曲家は一体誰なのか?
 ハイドンか、モーツァルトか、ベートーヴェンか?(はたまた大バッハなのか?(キルンベルガー(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律=バッハ音律なのか?))
(未確認「憶測」意見(汗)):良く分からんが、いずれにしてもショパンよりは前&「ドイツ人」作曲家ではないか、との感がある(所謂「愛国心」との関係で)。

 補遺篇(笑):先日のREIKOさんのレポでは、どうもベートーヴェンはキルンベルガーの(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律と「心中している」(汗)かのような印象を受けた、、、なので「ベートーヴェン以前でキルンベルガーの(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律を「血肉化」できた作曲家はいるのか? が今後の研究課題となるように思える。・・・一方で、案外「イタリア人音楽家」が怪しいという「匂い」を凄く感じるんですが(汗)・・・だってイタリア人音楽家は、アルベルティを筆頭として、アルベルティバスの曲や「もの凄い転調」する曲をこぞって書いてるじゃあないですか、チマローザの後期のソナタとかD.スカルラッティとか・・。あれ、でもキルンベルガー第Ⅰの発表(1766年)はスカルラッティの死後だな、年代が合わないや(汗)、後期バロックのフランス人作曲家の多くも晩年にアルベルティ・バスの曲書いてるしな(デュフリとかロワイエとか・・)、でもフランスはフレンチ・ミーントーン隆盛だよね・・・むむぅ、要するに、「アルベルティ・バスは音律とは直接関係ない」のか?・・ううん、訳が分からなくなって来た(泣&脳内CPUがフリーズ)。

 それと、キルンベルガー(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律と心中(?)したベートーヴェンについては、「では彼のピアノ伴奏付きの旋律楽器曲(VnやCelloなどのソナタ、ピアノ3~n重奏曲)や歌曲はどうなのか?」、「それらについても、旋律楽器や歌にキルンベルガー(第Ⅱ及び第Ⅰ)音律による音程を『強要』したのか?」、さらには(ピアノを用いない)「弦楽合奏や交響(協奏)曲はどうなのか?」などの問題が残っているのではないか(ですよね?)。


 例2:
 ヨーロッパにミーントーンが導入(輸入)された際、大衆は純正長3度の甘美な響きに夢中になり、ついには(それまでの)ピタゴラス音律はすっかり駆逐されてしまった・・・と一般に言われている(ですよね?)。

 ⇒さて、実際問題として、この「過渡期」の頃は、どのような曲が作られていたのであろうか? 
 
(未確認「憶測」意見(汗)):この過渡期の頃の楽譜(特に鍵盤楽器用曲の楽譜)が公開されていると面白いんだけどなぁ・・・未だ表の世界では出回っていないか?
 それと、他の見解として、『ピタゴラス音律(中世)⇒純正調(ルネサンス)⇒ミーントーン(バロック)』と位置付ける考え方もあるようで、これだとピタゴラス音律を駆逐したのはむしろ純正調なんじゃないのか? とも思えてくる(いずれにしても、ピタゴラス音律を駆逐した犯人?は「純正長3度」であり、「ピタゴラス3度⇒純正長3度への移行期(激動期?)の曲が問題」ということには違いないのであるが(ですよね?))。 ルネサンス時代には「分割黒鍵」の楽器が流行っていたことも合わせて考えると、、『ピタゴラス音律(中世)⇒純正調(ルネサンス)⇒ミーントーン(バロック)』と位置付けるこの見解は、結構「妥当」なのではないか?(それと、「分割黒鍵がないと弾けない鍵盤楽器曲」ってあるのだろうか?&それこそが「過渡期の曲」って可能性はないか?)

 例3:
 19世紀半ばから平均律が隆盛し、(ピアノの大量生産化や世界大戦の「どさくさ」に伴って(?))、ついには他の音律が「駆逐」されてしまった。
 で、この過渡期には?
 ⇒無調、12音技法、ジャズ、・・・でも、これらが確立されたのは、平均律が「完全に定着された(いわゆる市民権を得た)後」と言えるのでは? (※19世紀半ばは、ヨーロッパ人は依然として純正な音律の「記憶」を持っていた、と言われている。(ちなみに日本は「鎖国」状態))

 なので、上記過渡期には、、、、(未確認の「憶測」):従来の音楽を新しい音律で「我慢しながら」演奏していたが、結局我慢できずに無調等に走ったってことか?・・そういえば「フランス人作曲家」がこの過渡期の頃に頑張っていた感があるな・・どうも「旋法」に走ったみたいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%86%E3%82%A3


余談:
 (未だ標準音律として「蔓延」している)平均律(イコールテンペラメント)という音律の「特性」を「完全に活かしきった曲」ってのは一体どういう曲なのか?
 →そんな曲(メロディ?)って、学校の「校歌」や「児童の歌(童謡)」として歌えるのか?(「校歌」や「童謡」が「無調」や「12音技法」で作られるようになったら「世も末」では?)


上記キルンベルガー音律関連の対比表を再掲してみる。

音律比較表.PNG

こうして表にしてみると、「ミーントーン大好き!」というタイトルは、即ち「純正長3度大好き!」と言っているに等しいと思えて来た(汗)。 あと、キルンベルガー音律(特に第Ⅰ)って、この表だけ見ると「もの凄く素晴らしい画期的な音律」って思えて来ちゃうから不思議だ(笑)。

 論外音律についての「酷さ」は、この表でも良く分かる。 クラシック音楽界の「上の人」は、良くこんなの有り難がって使っているよなぁ(あきれ顔)・・・ま、今のクラシック音楽界は「平均律でも大丈夫な人だけ」が「生き残れる」ような「構造」になっているから仕方ないんだろうけど。だから、最終的には、その「構造」自体を(「下」からじわじわと)崩していかなアカンと思うわけですよ、私は。

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0204夜補足:1/6分割法(ヴァロッティやヤング)は「中途半端」な音律なのか?(価値観崩壊?まであと7日) [不均等音律]

-----女装じゃないや(爆)、序奏:-------------------
 
 昨日の記事で「音律比較表」を作って、例によって最後は「現代の標準音律」(別名「多数派閥」ないし「与党」(笑))を小馬鹿にした訳ですが(汗)、その後ふと、「ん、まてよ? この表に1/6分割法(ヴァロッティやヤング)を当てはめると・・・(冷や汗)」と青ざめ(爆)、読者様(第○のミューズ(笑))からの鋭い突っ込みが来ないうちに(笑)、何とか「体裁を取り繕う記事」を書いてみよう(汗)、と考えるに至った次第。

昨日の音律表を再掲(「MT」はミーントーン、「?」はS.C.を3分割してG-D-A-Eに配置した音律です。念のため。)
音律比較表.PNG

 それと、家のアップライトピアノの「地軸大変動(笑)」別名「大手術(?)」まで「あと7日」と迫ってきたので、「純正音程満載」音律に移行するまでに、現在自分が考えていること(現在の自分の価値観)を謂わば『遺書(爆)』として書き残しておこうと思い立った次第。

 (ひそひそ・・楽器の音律を変更すると(←今回は間違いなく「大変動」!)、自分の「内面」や「音律観」(ひいては音楽観、価値観)が大きく変わってしまう可能性が大だと思うんですよね。小生、前回のアップライトピアノの「ミーントーン化」でも「劇的」に変わりましたし・・・それどころか、ウチの3男が「生後1年ちょっとで片言をしゃべるようになった」(←これ、周囲のママさん達から驚かれているらしいです。)のも、ピアノ音律と無関係ではないと密かに思っています。)


-----本題部-------------------

テーマ:1/6分割法(ヴァロッティやヤング)は「中途半端」な音律か?

 予想(仮説ないし推測):
 おそらく「生楽器業界」と「DTM業界」とで意見が大きく割れるはず(この音律はいわゆる「分岐点」になり得る気がしている。)
 「生楽器業界」⇒(中途半端かどうかはさておいて、)「充分に美しい音律である!」という意見が多い(というか「圧倒的多数」な)のではないだろうか。(平成23年2月4日(金曜日)現在(笑)の)私もそう思うし(←さぁ、この価値観、KBⅡ調律予定の2月11日以降にはどうなるか?(笑))。
     【vs】
「DTM業界」⇒中途半端だ!と主張する人が結構(←どころかもの凄く?)いるのではないか?(これにつき、REIKOさんの意見を是非聞いてみたいものだ(しみじみ))
 (その根拠:DTMの「上の人(笑)」のサイトで、この音律を使って曲紹介(←実験的ではなく研究成果発表を兼ねた「本気の曲紹介」の意味)をしているのを見たことがないこと。後述の岸論文に対するDTM関係者のブーイングなどから)

 さて実体はどうか?
 1/6分割法(ヴァロッティやヤング)は、昨日の表の項目に当てはめてみると、
 ①純正5度(振動数比が2:3.000000000000・・・・・)
 ⇒6つ(但し「白鍵間の純正5度」は、ヴァロッティでは無し(←!)、ヤングではC-Fの1つだけ)。
 (余談:ちなみにジルバーマン方式では、「S.C.(約22セント)の6分割配置&スキスマ(約2セント)を残り6つの5度に散らすこと」となるので、純正5度が無く(亡く?)なる(合掌))
 ②純正長3度(振動数比が4:5.000000000000・・・・・)
 ⇒無し
 ③純正短3度(振動数比が5:6.000000000000・・・・・)
 ⇒無し
 ④大全音(振動数比が8:9.000000000000・・・・・)
 ⇒5つ(但しいわゆる「裏」の調)

 これだけ見ると何だか「中途半端」感が漂う(汗)。ピタゴラス音階ができる(ヤングではC♯スタート、ヴァロッティではF♯スタート)のが「せめてもの救い」といえるのかもしれないが。(ちなみにジルバーマン方式では、ピタゴラス音階すらない(汗)。キルンベルガーの「第Ⅲ」音律でも(スキスマの配置の関係で)ピタゴラス音階が出来ないのは前に記事にした通りである。)

 つまり、純正音程「至上主義」的な観点からは、1/6分割法(ヴァロッティやヤング)は、「中途半端な音律」と評価せざるを得ない・・・・のかもしれない(←煮え切らない私(汗))。

 しかしながら、生楽器では、「共鳴(共振)現象」や「同期(シンクロ)現象」というものがある。つまり、2つの弦の和音の調律が純正から若干ずれていても、1本の弦が振動すれば、実際には他方の弦が共振し、共鳴する。
 ⇒(さらには、(これは仮説だが、)その際に「共振した他方の弦から、純正の音の成分が(「抽出」されて?)鳴る」という現象が発生するのではないか、とすら感じてしまう(汗)。これが「同期(シンクロ)現象」の一側面ではないかもと思うのだが、正直詳しいところは良く分からない(「自然はシンクロしたがる」という仮説(?)は、直感的・経験的には同意できるのだが、同期現象の「理論」は私には難しすぎる(泣))。これも今後の検討課題だ(←検討課題多すぎ(汗)))

 良く言えば、生楽器は電子楽器よりも「懐が深い」と評価できるのかもしれない(←何か「お茶濁し」的だが(汗))。

★★★同日夜の補足追記★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 先ほど「閃いた」のですが(笑)、もしかして上記の「同期(シンクロ)現象」は、「弦の振動中は、その音程は(電子楽器のように一定なのではなく、)微妙に変化(上下)している」ことも大きな要因の一つではないか、と感じました。だとすると、

法則①:「1本の弦を振動させ」て、(そのとき振動していない)もう1本の弦との間でこの現象を起こさせることよりも、「2本の弦を同時に振動させる」方が、同期(シンクロ)現象がより起きやすい。

法則②(★重要):張力(張り)の強い弦(同士)よりも、張力(張り)の「弱い」弦(同士)の方が、振動中の音程変化がより大きいので、同期(シンクロ)現象が起きやすい ⇒ 故に、A=440Hzの場合よりもA=415Hzにした方が、さらにはA=392Hzにした方が同期(シンクロ)現象が起きやすい。さらには、例えば両楽器がA=440Hzで同じ場合であっても、もの凄く強い張力で張られているモダン・ピアノの弦よりも、相対的に「うんと弱い」張力で張られている古楽器の弦の方が同期(シンクロ)現象が起きやすい。

 という2つの仮説的な「法則」が導かれるのですが、どうなんでしょうかね・・・・パイプオルガンの「管」なんかの場合は良く分かりません(汗)。
★★★★★★★★★★★★★★★★補足終わり★★★★★★★★★



以前に下記記事で、
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09

>長3度の共鳴現象発生について、岸啓子さんの「音律の検討 Ⅲ. ― 12等分平均律、バッハ音律、ヴェルクマイスター音律、. ヤング6分の1各音律における和音の響きの相違」という論文(11/11現在、インターネットで入手可能です。)では、現代のピアノで実験を行った結果が報告されており、そこでは、ヤング音律(p.c.(ピタゴラスコンマ24セント)を6分割して配置する調律法)の純正から「6セント」広い長3度であれば、許容範囲であり共鳴が確認された旨が述べられています。

 ということを書いた。しかしながら、上記記事より前にmixiの某コミュ内でこの論文を紹介したときには、この論文に対して電子楽器関係の方から強い不評(ほとんどブーイング?(汗))が出ている。
 これは「何かを物語っている」と言えるのではないか。
 具体的には、「生楽器」業界では、純正音程「至上主義」的な価値観や発想が(相対的に)希薄になる傾向にある、ということが言えるのではないか。 逆に言うと、前に書いたDTM実践者の「劣悪環境&ハングリー」論とも関係(というか直結)していると言えるだろう。

 現在のピアノ設計で重要な要素(というか正確には「セールスポイント?」)としての「平均律でも良く鳴る(共鳴する)楽器」における「共鳴」ってのは、要するに「愛想笑い」なのではないか、などと皮肉ってみたりして(汗)。(純正から2セントしかずれていない)5度であれば、特別な設計などしなくても自然に共鳴するだろうし。つまりC音を鳴らせば上のG音は「自然に」共鳴するはずだ。これに対して、モダン・ピアノが(上記の岸論文では「許容範囲外」である)純正から14セントずれた長3度でも共鳴するような設計になっているのであれば、つまり平均律であってもC音を鳴らせば(G音のみならず)「E音までもが共鳴する(!)」ような設計なのであれば、それは有る意味「恐い」設計であり(汗)、思わず『愛想笑い共鳴』と命名したくなる今日この頃の私なのです。(ogawa_jさん、このネーミングセンス、ナカナカ逝けていると思いませんか?(爆))

      あ~昼休みが終わってしまう(泣)・・・ま、でもこんな所ですかね今回は。
                  
                                      以上、「第一遺書」終わり(笑)
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2/11補足:週刊(習慣?)音律マガジン第11号:キルンベルガー音律「研究論序説」 [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]

当初の野望(別名:我がイデア)
【キルンベルガー音律の歴史を「総括」してみよう(わははは、軽い軽い、私にまかせなさい!)】
 ↓↓↓↓
しかし実際には・・・
【ええと、キルンベルガー音律「研究論序説」・・かな?(汗)(副題:あまりにも問題点&不明点が多いような気が・・(泣)、みんなケレタート本買おうね!)】


主な論点(にしたい事項):
 第Ⅲ音律は、いつ頃普及したのか?

 第Ⅲ音律は、キルンベルガー本人にとって「不本意」な音律だったのではないか?
 (関連事項:何故に「音律について」の訳本では「純正作曲の技法」ではなく「正しい作曲技法」と訳されているのか?)

-----レジュメ風本題-----------------
 ええと、以下の内容は、
『純正作曲の技法[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]』J.P.キルンベルガー 著/東川清一 訳(春秋社))
は勿論ですが、どちらかといえば、
『音律について』H.(ヘルベルト) ケレタート 著/竹内ふみ子 訳(シンフォニア)の「上巻 ●バッハとその時代」、「下巻 ●ウィーン古典派」
に拠るところが大です。
『バッハの生涯と芸術 (岩波文庫) 』J.N. フォルケル 著/柴田 治三郎 訳
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B6%AF%E3%81%A8%E8%8A%B8%E8%A1%93-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-J-N-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB/dp/4003350715
も少し参照しました。

 (蛇足:小生、いずれの本も「未だ未だ読み込み不足(泣)」とは思うのですが、時間の関係もあり、(たとえ稚拙でも)「とりあえず纏めてみる」のが重要と考え、記事にしてみました。 以下、よろしくお願いいたしますm(_ _)m)

J.P.(ヨハン・フィリップ)キルンベルガー(1721年~1783年(62歳で没)、ドイツの作曲理論家)

§1:事実認定論
 1-1.時代背景
 1739年(18歳)から1741年(20歳)まで
 ⇒大バッハの弟子の時期であった

 (※『純正作曲の技法[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]』の訳本(東川清一氏訳、春秋社)の「訳者序」では、「1729年にライプツィッヒにわたって2年間、バッハに師事した」と記述されている。しかし、17「2」9年だと当時「8歳」になってしまうこともあり、これは誤記だろうと思われる。)

  キルンベルガーが弟子だった時期のバッハは何をしていたか?
  1739年のバッハ(54歳):「マタイ受難曲」の改作
                   「クラヴィーア練習」第三部の作曲、など
  1741年のバッハ(56歳):息子エマヌエルを訪ねにベルリンに行く。

参考:「巧みに調律された鍵盤楽器曲集」の第1巻
    ⇒弟子入り前(キルンベルガーが1歳(←!!)の時)の1722年に作曲
「巧みに調律された鍵盤楽器曲集」の第2巻
  (※★※2/11補足:正確には、第2巻では「巧みに調律された・・(つまりWorltemperirtes ・・)」のタイトルは付けられていないようです。)
    ⇒弟子終了後(キルンベルガーが23歳(←!)の時)の1744年に完結

 1-2.2種の音律の「発表」と追加的音律の「提案」
 ★「発表」された2種の音律
  最初の音律:1766年(当時45歳、弟子終了から25年後、バッハの死後16年後)に、キルンベルガー著『クラヴィーアの練習[Clavierubung]』の「第4部」で発表された。
  ⇒キルンベルガー第Ⅰ(以下、便宜のため「第Ⅰ音律」とも称する。他の音律についても同様。)
   概要:白鍵は完全な純正律(Just Intonation)、黒鍵は(ほぼ)ピタゴラス音律

  第Ⅰ音律の5度圏図を作ってみました!(これは「koten特製オリジナル」図(笑)です!)
KB_1_推測-音名-音律サークル-JPEG.JPG

 ※ミーントーンでは所謂「裏の調」につきウルフ5度との関係もあり、「・・F♯-C♯-G♯-E♭-・・」と記述しますが、このキルンベルガー音律では、スキスマを境に♯音と♭音を記述する、すなわち「・・F♯-(スキスマ)-D♭-A♭-E♭-・・」と記述すると、「構造が非常に分かりやすくなる」と感じます。つまり、スキスマの存在によって「ピタゴラス音階の音程が分断される」というイメージです(←これ、キルンベルガーの意には沿わないのかも知れませんが(汗))。

 この第Ⅰ音律では、①A♭基音、および②E♭基音で2つのピタゴラス音階(ドレミファソラシ)が出来ます。また、白鍵は完全な純正律(自然音階)であり、D-Aの1シントニック・コンマ(約22セント)狭い5度を挟んで、4つの純正長3度、3つの純正短3度が出来ることが分かります。
 いやぁ、こうして見ると実に美しい図ですね(自画自賛?)。図を眺めているだけで左脳がしばらく「思考停止」してしまいました(汗)。


  次の音律:1771年(当時50歳、弟子終了から30年後、バッハの死後21年後)に『純正作曲の技法[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]』の「第1部」で発表(同書の「第2部」は1774年に出版)
  ⇒キルンベルガー第Ⅱ
   概要:白鍵は「ほぼ」純正律(Aだけが逸脱)、黒鍵は(ほぼ)ピタゴラス音律

補足:この『純正作曲の技法[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]』は、「方法論的にも内容的にもバッハの教えである」ものとして、(パレストリーナ様式の作曲法について著した)J.J.フックスの『グラドゥス・アド・パルナッスム[Gradus ad Parnassum (1725年)]』とともに、後の作曲家に多大な影響を与える。
 (※ケレタートの「音律について」の訳本(竹内ふみ子氏訳、シンフォニア)では、[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]を『正しい作曲技法』と訳している。→後述する第Ⅲとの関係か?)

  第Ⅱ音律の5度圏図も作ってみました!(これも「koten特製オリジナル」図)
KB_2_-音律サークル-JPEG.JPG

 この第Ⅱ音律では、D-Aの1シントニック・コンマ(約22セント)を2分割して、1/2シントニック・コンマ(約11セント)をA-Eに「散らす」ように配置します。(★2/11補足:つまり、第Ⅰ音律とは「A」の位置『だけ』が異なります。他の11の音の(相対的)位置は、第Ⅰ音律と同じです。)
①A♭基音、および②E♭基音で2つのピタゴラス音階(ドレミファソラシ)が出来ることは第Ⅰ音律と同じですが、この第Ⅱ音律では、白鍵は完全な純正律(自然音階)ではなく、「A」の位置が純正位置から11セント分ずれ(いわば「不正位置に逸脱」し)、このため、純正長3度および純正短3度の数が、第Ⅰ音律に比べて1つずつ減ります(この2つの狭い5度を挟んで、「3つ」の純正長3度、「2つ」の純正短3度が出来ることが分かります)。
『純正作曲の技法[Die Kunst des reinen Satzes in der Musik]』中でキルンベルガーが著した(第Ⅱ音律における)各音程の比率です。白鍵の内、「A」の音が(純正な)3:5ではなく、「161対270」となります。
IMG_5048.jpg


 ★「提案」された追加的な音律
 1779年6月12日付けフォルケル宛の手紙:
 ⇒(衝撃?事実!)キルンベルガーは、第Ⅱ音律の「代案」として、「複数種類」の音律を提案している!!!
 <知りたい人はケレタートの「音律について」を買おう!(爆)>

  第Ⅲ音律(←最も有名なタイプ)の5度圏図も作ってみました!(これも「koten特製オリジナル」図)
KB_3_いよいよ3-音律サークル-JPEG.JPG

 上記の第Ⅲ音律では、D-Aの1シントニック・コンマ(約22セント)を「4」分割して、1/4シントニック・コンマ(約5.5セント)をC-G-D-A-Eの4カ所に配置します。所謂「ミーントーン5度」が4つ出来る訳です。
 前に記事にしましたが、この音律では、スキスマの配置の関係上、ピタゴラス音階(ドレミファソラシ)がどこにも出来ません(合掌)。例えばA♭基音でピタゴラス音階を作ろうとすると、A♭(ド)→B♭(レ)→C(ミ)→D♭(ファ)→E♭(ソ)→F(ラ)までは出来ますが、次のG(シ)がピタゴラスの音程から1/4シントニック・コンマ(約5.5セント)分低いので、ピタゴラス音階が「完成しない」のです。
 また、この音律では、シントニックコンマが4分割される関係で、純正「長」3度は(かろうじて)一つ「残り」ますが、純正「短」3度は出来ません(合掌)。
 (「裏の調」はさておいて、「表の調」に関しては「ミーントーン以下の中途半端な音律」と感じてしまうのは私だけでしょうか?「第Ⅰ」や「第Ⅱ」の次に検討すると、どうしてもそう感じてしまいます。)

 参考のため、D-Aの1シントニック・コンマ(約22セント)を「3」分割して、1/3シントニック・コンマ(約7.3セント)をG-D-A-Eの3カ所に配置した音律についても5度圏図も作ってみました(koten特製オリジナル図)。
KB_2と3の間_-音律サークル-JPEG.JPG

 この音律であれば、純正長3度が2つ確保され、純正短3度も一つ確保されます。さらにはピタゴラス音階も1つ確保されます。
 ケレタートの本を熟読してみたところ、どうもこの音律もフォルケル宛の手紙で提案されていたことを伺わせるような記述があります(「下巻」の第199頁、第7行目)。
 ただし、下記のように、この音律でもマールプルクの「5度の受忍限度」を満たしてはいません。


 1-3.マールプルクらによる音律批判とキルンベルガーの音律「修正」
  キルンベルガー第Ⅰ(1766年)の11/12P.C.(約22セント)狭いD-Aの5度は、マールプルク等には避けられた。(ケレタートの評価:この狭い5度は、「当時すでにいわれていたことではあるが、非常に忍耐強い耳を前提としている。」(「音律について」上巻第60頁))
 ⇒そこで、第Ⅱ音律の発表(1771年):「しかし、この2つの5度にも異議が唱えられた。ゾルゲはこれらを「偽りの」5度と呼び、マールプルクは「全く耐えがたい」5度と呼んでいる。」(同書同巻同頁))

 補足:マールプルクは、狭い5度の「受忍限度」に関し、1776年の自著「Versuch uber die musikalische Temperatur」の155頁で、「3/12ピュタゴラス・コンマ(←約6セント(!))狭いと「汚らしく」もはや協和音ではない」と指摘している。(「音律について」上巻第125頁)

そこで、さらに1779年6月12日付けフォルケル宛の手紙:
 ⇒複数種類の音律を提案!

 参考:キルンベルガーがフォルケルに宛てた手紙
 ⇒1通だけではなかった。以下は存在が確認されているもの。
 1779年6月12日付け
 1779年6月17日付け
 1779年8月1日付け

§2:論点の結論(私見)
 2-1.第Ⅲ音律は、いつ頃普及したのか?
 (関連事項:マールプルクから攻撃された「つぎはぎ音律」「半人前音律」の正体やいかに?)
 ⇒キルンベルガーが第Ⅲ音律の内容をいつ頃構想していたか、も関係しているはず。
 ただ、ケレタート本を読むと、どうも「つぎはぎ音律」「半人前音律」の正体は、「第Ⅰだけ」のような心証が生じた。(最後に書いたように、キルンベルガーの「音律の技法」の講義というのが気になるが。)

 2-2.第Ⅲ音律は、キルンベルガー本人にとって「不本意」な音律だったのではないか?
 「不本意」説の根拠:
 その1:第Ⅲ音律は、もはや「純正」な音律とは言えないのではないか? キルンベルガーの理想は第Ⅰ音律であり、第Ⅱ音律は「妥協の受忍限度」だったのではないか?
 その2:キルンベルガーは、脱ミーントーン化(ないし「純正律への回帰」)を推進しようとしていたのではないか? これに対して、いわば「妥協に次ぐ妥協の産物」である第Ⅲ音律では「元の木阿弥」であり、それどころか第Ⅲ音律は「(ある意味)ミーントーンよりも劣った音律」と見なすことが可能であること。
 先日の音律表を再掲しておきます。
音律比較表.PNG

 その3:キルンベルガーは、第Ⅲ音律を「世間に公表」する形式を採っていない。書籍出版でなくても、「論文発表」という形式で公表できたはず。
 その4:キルンベルガーは、第Ⅱ音律発表から8年も経ってから、ようやく第Ⅲ音律を(しぶしぶ)「提案」している。
 その5:フォルケル宛の手紙でキルンベルガーが一生懸命「計算」した内容は、第Ⅲ音律の5度音程の「整数比」だったのではないか? (第Ⅱ音律の各音程の整数比率については、既に『純正作曲の技法』で説明し尽くされている。)
 参考までに、『純正作曲の技法』(訳本)中の第Ⅱ音律の各音程の整数比率の表について(写真)引用します。
IMG_5049.jpg

IMG_5050.jpg

 関連事項:何故に「音律について」の訳本では「純正作曲の技法」ではなく「正しい作曲技法」と訳されているのか?
 ⇒(純正な音律とは呼べない)「第3音律」を中心に物を考えているからではないのか?
 ★では「音律について」が何故そのような(つまり「第3音律」中心主義的な)内容になってしまったのか?
  ⇒ケレタートも「まずは脱・平均律化」を目標としたかったのではないか?


--ケレタート著「音律について」(訳本)中の気になる(意味深な)記載----
上巻第52頁:「キルンベルガーは無論、遅くとも1753年には既に「音律の技法」を講じていた。」
→「音律の技法」って何?

 大体こんなところです。 ご静聴?いただき有り難うございました。m(_ _)m

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さらばMTピアノ①~私は貴方を忘れない~世紀末遺書(爆)シリーズ(笑)~終末まであと「4日」! [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

ミーントーンピアノの最期?まであと「4日」と迫ってきました!

というわけで、またも来ました、「遺書シリーズ」です~(爆)。

残りわずかの期間ですが、思い残すことのないように、ミーントーン調律によるピアノを存分に弾いておきたいと思います。

と言うわけで、今日はこれ、シューマンの「ユーゲント アルバム」を取り上げてみたいと思います。

この曲集、43曲からなる比較的易しめの曲集で、(♯4つのホ長調曲が幾つかありますが、)♭は3つまでだし、「殆どがミーントーンで弾ける曲」だと思います(きっぱり!)。私見では、この曲集にあたってはシューマンは明らかにミーントーンを意識して書いていると感じるし、過去にmixiの某コミュで「この曲集の最適音律はミーントーンだと思う!」と叫んで?しまったこともあるので(汗)、今日はそれを実証?してみたいと思います。

 言い訳:ただ、平日夜に弾くのは流石に辛いですわ(泣)。 以下、ミスタッチ多発ですが笑って許してやってください(汗)。

 ちなみに今日の演奏、ペダルは一切使っていません(指ペダルのみ)。それでもこれだけ美しい響きが出ますよ~&平均律でこの響きが出せますか~?(ふふふ、どんなもんだい!(笑))ってことで。

 最初の3曲(「メロディー(ハ長調)」(←いきなりミスってるし(泣)!)、「兵士の行進(ト長調)」、「はなうた(ハ長調)」)


抜粋4曲(「コラール(ト長調)」、「小曲(ハ長調)」、「楽しき農夫(ヘ長調)」、「草刈り歌(ハ長調)」)


それではまた!!
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コメントレス [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]

 キルンベルガー音律に関する下記記事の(REIKOさんへの)コメントレスの内、重要と思われる事項についてここで書きますね。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24-1


>19世紀(ドビュッシーより前)の独墺系&ベトヴェン崇拝ピアノ作曲家はほとんどIIだったのでは?
 ・・・私、ドビュッシーについても、初期作品、例えば「ベルガマスク組曲」や連弾用の「小組曲」なんかは『凄く怪しい!』って感じるんですけど(笑)・・あれ、どう考えても「平均律前提」じゃないでしょ(汗)。私、ドビュッシーには「あの路線を続けていて欲しかったなぁ」って強く感じてます。あの路線の曲ならば大枚はたいてでも(笑)CD&楽譜を買うのですが、平均律前提(との噂)の後期ピアノ作品は聴く気が起きないんですよね・・・(サティのピアノ曲もCD買った覚えはあるのですが、聴き直す気がしません(汗))

★★重要★★
 ちなみにフランス音楽については、「フランス革命(=クラヴサン文化の崩壊)後にどうなってしまったのか?」、「どのように(立ち直って)ピアノ文化に切り替えたのか?」、特に「フレンチ・ミーントーン」は、「ピアノ文化にまで引き継がれたのか?」、その場合は「平均律に駆逐されるまでは生き残っていたのか?」或いは、それ以前に「キルンベルガー音律によって駆逐されてしまったのか?」などが、すっっっっっっっっっっっごく(笑)気になりますね。「ベルガマスク組曲」や「小組曲」の「想定音律」に直結する話ですし。ともあれ、「ベルガマスク組曲」は、まずはあの(フラット記号の多い)「月の光」を分析することですよね(あれ何調でしたっけ?(汗)・・・あぁ、早く帰宅して確かめたい(笑))。

 事前予想(仮説):おそらく「フレンチ・ミーントーン」は、「キルンベルガー音律によって駆逐されてしまった」のではないか、と私は予想します。


>なるほど、なのにどうして現在IIはこんなに不遇を囲っているのでしょうね?
 仮説:
 KBⅠとⅡは「大衆」的でない、というのが一番の理由かな、と推測してます。
 つまり、
 マールプルク(平均律派)vsキルンベルガーによる音律論争は、要するに
 「大衆」的音楽家 vs 「真の」芸術家
 の縮図を表しているのだと思います。

 これに「多数決原理」を適用すると、一体どういう結果になるでしょうか?(笑)

 そして、キルンベルガーは、第Ⅲを「提案」することで、「この論争」に関しては結果的に「敗北した」わけです。第Ⅲが提案された後に「大衆」的音楽家が大喜びしたことが、ケレタート著「音律について」(←以下、「ケレタート本」)から伺われます。(但し、前の記事に書いたように「いつ頃広まったのか?」はケレタート本からはハッキリ読み取れない感があります。私の読み込み不足かもしれませんが。)

 これに対して、後世に名を残すような「真の」芸術家、超一流の作曲家の態度はどうだったか? は、REIKOさんの「読み」、「捜査結果」の通りなのではないでしょうか。

 これを書いていてふと私は思いました。
楽器製作者が後世に名を残すような素晴らしい楽器(名器)を作りたい、「真の」芸術家、人間国宝クラスになりたい!と志すのであれば、「平均律でも美しく響く」楽器を設計し製作するのでははなく、「より純正な音律でこそより美しく響く」楽器を設計し製作するのが「真人間」なのではないか、それでこそ「真」の音楽家の「需要」を満足させるのではないか、と。
 楽器製作業界の方、私の書いていること、何か間違っていますでしょうか?

 関連事項:果たしてキルンベルガー音律の「第Ⅰ」や「第Ⅱ」は、モダンピアノの「特性」に合致しているのでしょうか? 逆に言うと、現代のピアノは、キルンベルガー音律の「第Ⅰ」や「第Ⅱ」が「美しく響く」ように設計されているのでしょうか?

脱線:上述した音律論争においてキルンベルガーは「沈黙」を余儀なくされたこと、そして「何故に沈黙しなければならなかったのか?」とか、「マールプルクは晩年にどうなったか?」とか、色々なことがケレタート本に書かれているので、興味の有る方も無い方も、是非ケレタート本を買ってください(懇願)。m(__)m
 そういう風に、小さな事を一つ一つ積み上げていかないと、この「病んでいる」音律業界は一向に変わらないでしょう。何せ我々は「少数派」、もしかすると「「超」少数派」なのですから(笑)。私を含め古典調律「主義者」は、「自分たちが現在「少数派」ないし「超少数派」であること」を十分に自覚する必要があります。そして、自覚した上で、「それではどういう行動を起こしたらクラシック音楽社会を「元に戻せる」だろうか?」について一人一人が良く考え、「十分に作戦を練る(笑)」ことが必要だと思います。別に「徒党を組んでデモを起こす(爆)」ような行動は必要ないと思います(そもそもそんなに人数いないかも知れないし(笑))。各自が「小さな事」から「出来る範囲」でやっていけば良いのだと思います。

 ファイナルアンサー!?
 それでも(ROMしている)貴方は、(今なら定価で買える)この本を買わないのですか?(爆)
http://www.amazon.co.jp/dp/4883953718/ref=asc_df_4883953718329722/?tag=buzzbooks-goo-22&creative=9303&creativeASIN=4883953718&linkCode=asn&me=AN1VRQENFRJN5

 「上巻」なんて、(2月8日現在、)中古本のみ&新品よりも高額(←!)という状況ですぜ
http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E5%BE%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-%E4%B8%8A%E5%B7%BB-%E2%97%8F%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3-H-%E3%82%B1%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88-%E7%AB%B9%E5%86%85%E3%81%B5%E3%81%BF%E5%AD%90/dp/488395045X/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1297155627&sr=1-2

以上

その他のレスについては(今から)ここで書きますね。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24-1
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2/9誤字訂正:さよならMTピアノ~ボクは君に夢中だった~「遺言」シリーズその2~終末まであと「3日」!  [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

こんばんは、今日もこの「遺言(遺書)」シリーズの時間がやってまいりました(笑)。

平日の勤務&帰宅後の夜にミーントーンのピアノを弾く。大変だけれども、それを補って余りあるだけのものがあるなぁと、しみじみ感じます。

今日の1曲目はこれ、バッハ(1685-1750、独)の無伴奏ヴァイオリンソナタ・第2番より第「3」楽章アンダンテ(C-dur)です。(※すみません、第2楽章って誤記していたので直しました(汗)。)

少し前に「究極の選択」で、「5度と3度のどちらか一方しか選択出来ない、さあどちらを選ぶ?」と問われたら「私は迷わず3度を選ぶ!」というようなことを書きましたが、私のこの選択の「ルーツ」は、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲集(の楽譜)にある、と言えるかも知れません。この曲集では、明らかに3度(ないし6度)を最優先しており、5度を「捨てる」姿勢が見られます。それでもこんな「音楽史に永遠に残るような名曲」が出来てしまうのです・・・・まぁ「バッハだから(こそ)こんな奇跡的な名曲が作れた」と言ってしまえばそれまでですが(汗)。

使用楽譜が「クラシックギター」用の編曲楽譜ということもあり、原曲と比較すると「余計な5度(汗)」が結構足されている感があるのですが、チェックしている時間もないのでそのまま弾きました。

例によって「ペダル不使用」&ミスありです。それでもミーントーンであれば「平均律での完璧な演奏」を上回るだけの「何か特別な力」があると思います。
ではどうぞ・・・あぁ前置きが長かった(笑)



2曲目も同じくバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタより、第3番の第「3」楽章ラルゴ(F-dur)です。
(※すみません、ここも第3楽章が正しいです。いかんな、「ソナタ」っていうとどうも古典派の3楽章形式のものが固定観念にあって(汗)・・・「教会ソナタ」形式は「緩・急・緩・急」の「4楽章」形式なんですよね(反省))



3&4曲目はブルグミュラー(1806-1874,独)の有名な25の練習曲から選んでみました。
和声的で「極めてミーントーン的」と思われる「清い流れ(第7番、G-dur)」と、「どちらかと言うとキルンベルガー的かな?(汗)」とも感じる「アラベスク(第2番、a-moll)」です。2曲目がいかにも「平日夜でもう限界(泣)」的な雰囲気を漂わせておりますが、まぁこれも「青春?の1ページ」ということで(爆)。ではミーントーン&ペダル一切無しのガチンゴ勝負ピアノ演奏です、どうぞ!!


あぁぁ、やっぱり最高だよ、ミーントーンピアノ(しみじみ)
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Goodbye!中全音律ピアノ~いつかまた調律する日まで(笑)~「遺言」シリーズその3~終末まであと「2日」!   [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

 MT(ミーントーン)の「遺書」シリーズ、今夜もやります!

 いやぁ、「勤務&帰宅後演奏」シリーズ、平日夜3日目ともなると、も~うヘロヘロですわ(泣汗)・・・夜の演奏もそうですが、今日はとにかく朝が辛かったですね(泣)。

 というわけで、今日は、KBⅡになった時に「弾き比べる」ための資料作り(?)も兼ねて、昨日のブルグミュラーの続きを弾いてみました・・あぁぁ、説明&言い訳を書いていると疲れるのでサッサと行きますわ(汗)。

 ええと、まずはKBⅡとの比較が楽しみな後半から・・第19番の「アベ マリア」(イ長調)と、第18番の「心配」(ホ短調)と、第16番の「小さな嘆き」(ト短調)の3曲です。

 最初の「アベ マリア」は、最初が4声のコラール風で、静か(宗教的)に始まりますが、途中から低音に動きが出てきて、より感情&人間的(?)になります、、、、流石はロマン派というところか(笑)。この曲、主和音の長3度が厳しいKBⅡよりは「MT寄り」かなと思うのですが、中間部でC♯の和音が出てくるので、MTでも最初は違和感がありました(今はへっちゃらですが(笑))。ちなみにこれはペダル使いました。

 次の「心配」は、ホ短調だけあって、流石にこれはKBⅡに軍配が上がりそうな気がします。まぁMTでも全然OKですが(笑)。

 3曲目の「小さな嘆き」はト短調ですよね・・MTでも得意な調ですし、どちらに軍配が上がるのかは正直分かりません(汗)。

 では3曲続けてどうぞ!(ああ書くの疲れた(汗))



 では次、第15番の「バラード」(ハ短調)の『途中まで!』と、第13番の「なぐさめ」(ハ長調)と、第12番の「さようなら」(ハ長調)です。
 最初の「バラード」は、「低音が響きすぎて2階まで音が来る&子供が寝付けない!」ということで嫁さんから途中でNGが来てしまいました(汗&泣)・・流石はMTというべきか??? 
 ではまた3曲続けてどうぞ!(もう疲れがピーク&これ説明できないわぁ(泣))




 さて次、第10番の「やさしい花」(ニ長調)と第3番の「牧歌」(ト長調)です。
♯系はMTに軍配が上がりそうな気がしますが、実際はどうでしょうかね。


 最後、第4番の「子供の集会」と第9番の「狩猟」です(どちらもハ長調)。最後の曲は前に純正律演奏をupしたことがあるので、比較的指が動きました(実際は結構トチッているけど(汗))


 それではまた!


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meantone(中全音律) forever! ~「ピエトロ・アロン賛」特別録音~「遺言」シリーズその4~終末まであと「1日」! [純正ミーントーン(ノーマル中全音律)]

【いよいよ最後(最期?)となった今夜のお題】:
 ミーントーン・フォーエヴァー「ピエトロ・アロン讃」:世界初?&社会的価値が絶大?「中全音律(ミーントーン)のモダン・ピアノ」で弾く(主に)バッハ以前!!!

【副題】:(「上の人」が実行してくれないので、仕方なく、しゃぶしゃぶ、、、もとい!しぶしぶ)「下の者」が決行した記念碑?的録音 ~ 但し一社会人が平日勤務後の疲れ切った状態で弾くのでミス多発&へろへろ。しかしそれでも「平均律での完璧な演奏より良い」という噂があるかも(笑)~


------------------久しぶりの「ひそひそモード」なのです!(笑)---------------------------------

(・・・ひそひそ【イッテツ】:何だよ上の副題!? あまりに長いって(怒)、、、、本当センス無いよなぁ、このシナリオライター
・・・ひそひそ【koten】:ややや! 御無沙汰ですねイッテツさん(笑)
【イッテツ】:(今更何を・・サーヤちゃん登場させている間にワシをほったらかしにしおって(怒)&「汚れ役」が必要になると、ここぞとばかりにワシを使うのな・・・ワシって一体・・(悲))
    まぁ良いけどさ、、、ともあれ、今から50年後くらいの「後世の人」がこの記事見たら何て言うかな?(爆)
【koten】:そうですねぇ~『何この記事!?、初っぱなから「品」がなさ過ぎ!(あきれ顔)』って感じですかね(笑)
 【イッテツ】:それだけ「下の真人間」が鬱憤たまっている状態だってことを感じ取って欲しいよな、「後世の人」には。
 【koten】:そうですね。現在の「上の人」にはあまり期待できそうにないですからね(汗)。この記事&演奏から少しでも「何か」を感じてもらえることを祈るばかりですよ(悲&合掌)。)
------------------ひそひそモード終わり---------------------------------

 曲目:
 J.P.スウェーリンク(Jan Pieterszoon Sweelinck, 1562年 - 1621年10月16日 オランダのアムステルダム):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:Sweelinck,_Jan_Pieterszoon
演目は「トッカータ イ短調」です、どうぞ!



 W.バード(William Byrd, 1543年? – 1623年7月4日、英国) :
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89
楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:Byrd,_William
・・・で、次にこの作曲家をと思ったのですが、今回はちょっとプログラム変更ということで(汗)

G.フレスコバルディ(Girolamo Frescobaldi, 1583年9月 - 1643年3月1日、イタリア):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3
楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:Frescobaldi,_Girolamo
演目は「ラ・フレスコバルダ(アリアと変奏、ニ短調)」でございます


 J.パッヘルベル(Johann Pachelbel,1653年9月1日(受洗) - 1706年3月9日(埋葬)、ドイツ):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB
楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:Pachelbel,_Johann
 G.ベーム(Georg Bohm,1661-1733,ドイツ):
楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:B%C3%B6hm,_Georg
・・・すみません、この2人も今回はパスということで(汗)・・・ナカナカ構想通り行かないものですね(泣)。

代わりと言っては何ですが、J.A.ラインケン(独:Johann Adam Reincken, 蘭:Jan Adams Reinken, 1643年12月10日 - 1722年11月24日)の曲を弾いてみました。やや!下記wikiのサイト、ラインケンの解説がやっったら詳しいですね(驚!)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%B3

先日ogawa_jさんのブログでラインケンの記事が書かれており、私が「この作曲家はもっとメジャー化して欲しい」とコメントしたところ、ogawa_jさんからは「メジャー化は難しいのではないか」的な返事が来たので、「仕方ない、私がやるべか!」となった訳です(爆)。
当初は比較的短くて簡単なサラバンドあたりを演奏しようと思ったのですが、面白い「音型」があったので、この曲にしました。
組曲第2番ハ長調のアルマンドです、どうぞ(ミス多発ですが「序盤」だけでも聴いてやってください(汗))


さぁ、序盤の「音型」で何か気づいた点はありましたでしょうか?(ヒントは「G線上のアリア」)
・・・10秒・・・・20秒・・5,6,7,8,9,ブブー!!! 残念、時間切れです m(_ _)m


では答えです、こちらの楽譜抜粋写真をご覧ください。
IMG_5061.jpg

 どうです、分かりましたでしょうか? 低音に「G線上のアリア」で使われる音型があるではありませんか!(驚)・・・この音型につき「バッハが最初に「発明」したものだ、流石はバッハ!」的な趣旨の記事がどこかのブログに書かれていたので、「それは違うぞ!」ということを述べたいがために、今回この曲を弾いてみました(笑)。

 では次。
 J.K.F.フィッシャー(Johann Kaspar(又はCaspar) Ferdinand Fischer, 1670年ごろ - 1746年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC
楽譜サイト(IMSLP)
http://imslp.org/wiki/Category:Fischer,_Johann_Caspar_Ferdinand
次の演奏では3曲分入ってますが、1曲目(組曲第8番ニ長調の前奏曲)の次にフーガ(フゲッタ?)を2曲弾いてまして(←ミス多発です、すみません(汗))、それぞれバッハのBWV★★★★(笑)の元ネタと思われる曲と、同じくバッハのBWV★★★の元ネタと思われる曲です。このブログ読みに来るレベルの人であれば直ぐに分かると思います。ではどうぞ!


元ネタ、分かりましたでしょうか? えっ「演奏が下手すぎて分からない?」(汗)・・・・すびばせん、、、では下記楽譜の一部を見れば分かる人は分かるでしょう・・ということで。
IMG_5062.jpg
IMG_5063.jpg

時間に余裕のある方?は、こんなのもいかがでしょうか(比較的有名なシャコンヌ(f-dur)です)


----第2部-------------------------
J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年3月21日 - 1750年7月28日、ドイツ):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F
というわけで、ラインケンやフィッシャーなどから大いに影響を受けたバッハの曲をここで少しばかり・・・まぁ分かりますよねこれは(笑)


 次です。同じト長調でもハイドンの初期作品ではどうなるか、という例です。ソナタ第1番の第1楽章、凄くシンプルですが非常に澄み切った感じがして好きな曲&ミーントーンにピッタリだと思います。


では最後、ミーントーンと言えばやっぱりこの人(笑)
G.F.ヘンデル(Georg Friedrich Händel, 1685年2月23日(金)ドイツ- 1759年4月14日(土)英国):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB

今回は時間が無くなってしまい、ソフトペダルで弾きました。5分10秒くらいに出てくるウルフ音程和音に「違和感がない」と感じられる人は、もう立派な「ミーントーンマニア」と言えるのではないでしょうか(笑)。
 オルガン協奏曲ヘ長調より第2楽章(変ロ長調)


と言うわけで、名残惜しいのですが、ミーントーンピアノ、これでお別れです。明日からはキルンベルガー第Ⅱ音律で新たな境地を切り開いてくれるでしょう・・・さようなら、ミーントーンピアノ。ありがとうピエトロ アロン!!


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2/12誤字訂正:空前絶後! EASTEINのB型piano響き大手術?の実況中継 [キルンベルガー音律(第1、第2、第3)]

調律師の方(加屋野さん)が14時ジャストに到着されました(祝&雪の中ご苦労さまです!)

 挨拶及び希望調律(KBⅡ、ピッチ低め、オクターブを拡げない)を伝えた後、「写真&実名付きでブログ記事にしても良いですか?」とお訊きしたところ、全然OKですとの快諾をいただきましたので、実況中継することにしました。
IMG_5067.jpg
  ↑
 koten家のアップライトピアノです(EASTEINのB型)。


加屋野さん曰く、『「EASTEINのB型くん」は私が最も評価しているピアノです』とのこと。おおぉ、やはりこのピアノは知る人ぞ知る名器のようですね(嬉)

加屋野さんは、「紫の時代」というタイトルのブログを連載中で、特に「調律三昧」というカテゴリに調律情報満載のようですので、下記でリンクさせていただきます。
http://kcia.moe-nifty.com/moxam/cat5626435/index.html

さて、いよいよ調律開始です。まずは蓋や前面板などを取り外して・・
IMG_5068.jpg

3本弦の両側2本を消音するための器具を取り付けます。
(ピッチを低くした方が(つまり弦のテンションを下げると)、「インハーモニシティの影響を少なくすることができる」とのことなので、今回はA=430位に低くすることにしました(但し、この場合、作業量が増大するようで、調律料が割高になるとのことです。))
IMG_5070.jpg

補足:インハーモニシティについて
(インハーモニシティについては、下記サイトなどが参考になるかと・・数式は良くわかりませんが(汗))
http://piano.s20.xrea.com/mecha/doc03.html
加屋野さん(以下「加」)曰く、「弦が太くなるほどこの影響が大きくなる」、「19世紀中頃以降からのピアノは平均律で調律されることを前提として設計されているので、この影響から逃れることはできない」とのこと。
koten:「ならばいっそ、現在のピアノの弦を細い弦に変えれば良くなりますか?」
加:「そうするくらいなら、昔のタイプを買われた方が良いと思いますよ(汗)」
koten:「でも昔のタイプのピアノって高いですよね・・」
加:「そうですね、フォルテピアノは高いですね」
koten:「300万円くらいでしたっけ?(汗)」
加:「そうですね、そのくらいしますかね・・・」

・・・駄目だ、とても買えない(泣)、、、ということで、「古典音律の普及(布教)」⇒「オリジナル楽器需要の増加」)」⇒「需要増加に伴う同楽器の安値化」への構想(イデア)実現の闘い?(汗)は、これからも続くことでしょう・・・死ぬまで続いたらヤだな(爆)


現在14時45分、調律作業(別名:大手術オペ?)真っ最中です。
IMG_5071.jpg

現在15時09分、依然「手術中」の赤ランプが点灯したままです(笑)、、あえて「医療オペ」的な観点から定義?すると「余談を許さない状況」というところでしょうか・・調律的観点からは命に別状はないとは思いますが(笑)

現在15時36分、子供がしゃべり出しましたが(加屋野さんすみません(汗))大勢に影響はないようです・・ただ、現在横で熟睡中の三男kが起きないかが心配です。起きるとギャーギャー泣き出すからなぁ(汗)

加屋野さんは、下記表紙の「Dodeccagon」という音律カタログの冊子を発売されていらっしゃいます。
IMG_5072.jpg

この音律カタログでは、な,何と108種類もの音律のデータが図表入りで掲載されております(驚愕!)
IMG_5073.jpg

IMG_5075.jpg

最近の有名なレーマン音律だとこのような図になります(カタログ第93番目)。
IMG_5076.jpg
 つまり、外側の三角形が「5度の唸り」を視覚化して表したもので、純正よりも「広い」と三角形の頂点が外側に出て(レーマン音律だとB-F間が「広く」なります。)、純正よりも狭いと三角形の頂点が内側を向きます(頂点が内側の線まで完全に接すると「シントニック・コンマ(約22セント)分狭い5度」です)。外側に三角形がない箇所は「純正5度」です。
 同様に、内側の三角形は「長3度の唸り」を視覚化して表したもので、三角形の面積が広くなるほど純正から「より広い」長三度になることが分かります。(内側に三角形がない場合は純正長三度、内側の三角形が「内側」に向いている場合(例えばピタゴラス音律の場合)は純正よりも狭い長三度です。)
 さらに、各音律の「派生音」につき、例えばGisとAsの場合、(理論的に)Gisとしてのみ使える場合は図中に「Gis」とだけ記され、(理論的に)Asとしても使える場合には「Gis」と「As」の両方が図中に記されております、、、素晴らしい! 何とユーザーフレンドリーなのでしょうか(感心)。

 凄いですね、こんな便利なカタログがあったとは!(驚愕)・・・お値段は「3千円(ジャスト)」とのこと・・小生、勿論「速攻買い」です(爆)
(ひそひそ・・REIKOさんも、これなら購入する気が起きたのでは?(笑)・・何たって108種類ですよ108種類!!)

ちなみにカタログの第1番目は「マールプルクによる1776年」の音律です。
IMG_5074.jpg
なんですかね、これは?(汗)・・・何か純正律に近い感じがしますね。

午後4時28分、遂に三男kが起きて泣き出しました(汗)・・・ママが抱っこして事なきを得ます(ふぅ、やれやれ&母は偉大なり(しみじみ))

午後5時04分、手術室?が青信号となり、調律無事終了・・・しばらくはリハビリ(←子供の相手(汗))のため弾けませんが、詳細はまた後ほどということで。

加屋野さん、調律ありがとうございました。m(_ _)m


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初めまして、キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノと申します(笑) [キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介]

(「キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ演奏紹介」という新カテゴリを作りました。前回までのキルンベルガー音律一般の記事については下記の「キルンベルガー音律(第1、第2、第3) 」のカテゴリをクリックしていただければ幸いです。 m(_ _)m )
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301348436-1

---新音律ピアノからのご挨拶---------------

 わたくし、このたび「キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノ」として生まれ変わりましたので、この場をお借りしてご挨拶させていただきます。

IMG_5067.jpg

 私、昨日までは「アロン中全音律ピアノ」として奮闘して参りましたが、本日、調律師の加屋野木山氏の手による2時間半以上の大手術(?)の末、午後5時過ぎに、無事キルンベルガー第Ⅱ音律ピアノに変身することが出来ました。私のAのピッチは430Hzでございます。
 つきましては、調律してくださった加屋野さん、調律変更の後押しをしてくださったREIKOさん、そして応援してくださった本ブログの読者の皆様方には深く御礼申し上げます。
 これからもクラシック曲の「想定音律」の白鍵、、、もとい発見に寄与すべく頑張るぞ~とkoten君が私の蓋を閉めながら(笑)申しておりますので、今後とも何卒宜しくお願いいたします~m(_ _)m

---新音律ピアノのお披露目演奏---------------

 やはり最初はバッハのこの曲でしょうか。
 J.S.バッハ作曲:「巧みに調律された鍵盤楽器曲集」第1巻第1番ハ長調BWV846、今日は休日ということもあり、超久しぶりにフーガも弾いてみました。


 やはり主和音の3度と5度の両方が純正だと非常に良いですね。最後の和音を本当に「いつまでも弾いていたい(余韻に浸っていたい)」気分になり、最終和音から指を離す気になれなかったです(汗)。

 次もバッハです。「ゴールドベルク変奏曲ト長調BWV988」よりアリア
 昨日のミーントーンの演奏と比較すると面白いかと思います。



 次はモーツァルトの「さわり(曲の最初だけ)特集」です(汗)。


補足: 今日は時間が遅くなってしまったこともあり、弱音ペダルを使って弾いたものが多いです。ただモーツァルトをこのピアノで弾く場合、弱音ペダルが「非常に相性が良い」と感じました。

 最後、モーツァルトのハ長調ソナタの第2楽章(ト長調)です。私としては「何ら問題ない」ように感じました。



 今日の総括:
 以前のミーントーンでは「協和音と不協和音との落差の激しさに驚く」、「長3度の余りの美しさに我を忘れる」との感(いわば「没我感」?)が強かったのですが、今回のキルンベルガー第Ⅱ音律ピアノは、今日弾いた限りでは、「(没我感は以前ほどでもないが)非常に安定した音律という印象」、「(色々な曲を)安心して弾ける」との感(いわば相対的な「安心感」?)が生じました。
 一方で、このピアノでベートーヴェンを弾いた時の印象は、(REIKOさんが仰るように)一種「特別な感じ」がします。自分の中の何かが「覚醒」されるような、そんな気さえしました。ただ、ベートーヴェンの曲はどれも技術的に非常に難しいので、演奏upはいつの日になることやら・・ってところですね(汗)

 それではまた! 皆様良き3連休をお過ごしください m(_ _)m 

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コメントレス(趣旨:DTMのトップクラスの人が如何に優秀かを讃える) [質疑応答]

下記記事の(偉業を成し遂げた)REIKOさんのコメントに対するレスです。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24-1


>しかし、今回は非常に運が良かった、すべてが上手く行き過ぎただけですよ。
・・いやいや、ご謙遜を。 というか、先ほど「月光」第1楽章や「ワルトシュタイン」第3楽章のペダル踏みっぱなし演奏をしてみて思ったのですが、ベートーベン弾きのピアニストであれば「普通に」気づかないと駄目(←真人間失格)じゃないですかね、「これは(何かが)おかしい!?」って。
 私、ベートーベンはずっとノーマーク(ほとんど全く弾かない派)だったし、ピアノはアップライト型しか持ってないこともあって、偉そうなことを言える立場ではないとも思うのですが、それにしても「お粗末」としか言いようがないんですよね、現在の(モダン)ピアノ業界って。
 今の最高級のグランドピアノって、平均律であの曲をペダル踏みっぱなしで弾いても「美しく鳴る」ように設計されているのでしょうかね・・いやぁ、それだったら前にも書いたけれど、本当、悪い意味で「恐い」設計ですよ。音楽の「本質」、「素養」をないがしろにしているし、演奏者(ひいては聴く者)の「音感」を根底から台無しにしてしまうような設計、「弾けば弾くほど(聴けば聴くほど)耳が悪くなってしまう楽器」の設計と評価できてしまうのですが・・・私、何か間違ったこと言ってますかね(汗)。


 他の作曲家が使ったと思われる「不等分律の特定」ですが、私としては「真面目に研究すればできるはず」派ですね(笑)。
 何曲か演奏UPしたD.ツィポーリ(イタリア、1688-1726←バッハの時代)の鍵盤作品につき、下記のようにクラウディオ・ブリツィという人がクラヴィオルガンでの全曲録音CDを出していて、この人の演奏(というかこの楽器の調律(爆))に非常に感銘を受けたのですが、
http://www.camerata.co.jp/J/cd/cmcd20/20082.html

CD解説(←非常に充実してます!)を読むと、
 調律は、「基本的には」キルンベルガーⅢ(ピッチは442Hz)だが、レコーディングでは「約10種類の不均等な調律法」が使われたこと(2分程度の曲を録音するのに2~3時間は調律に費やす!)、中全音律を用いて録音された曲は1曲も含まれていないこと(理由:ツィポリの様式に固有の両極性の論理からはあまりにもかけ離れていると見なされたため。)。
 この時期の調律をめぐる問題は、言語学上の立場(←音階に関係する)とシンタックス上の立場(←調の発見を重視するもの)の2つを反映していた。
 など、色々と説明されています。

 で、要するに、古楽のトップクラスは今このくらいのレベルにあり、ある程度「ならされた」調律であろうと何だろうと「絶対に探り当ててやる!」という執念をひしひしと感じるんですよね(笑)。凄いですよこのCD、「えっ、これ本当にキルンベルガー「Ⅲ」なの? 嘘でしょ!? ミーントーンでしょ? 今まで私が聴いて(&弾いて)きた「Ⅲ」は一体何だったの?」って感じです。調律に対する執念がこれほど「ひしひし」と伝わって来るCDは未だかつて聴いたことがないです。

 そして、私が思うに、REIKOさんのようなDTMのトップクラスの人は、お世辞でも何でもなくて、モダンピアノ演奏者よりも本当に「遙かに耳(音感)が良い」んですよ。もっと自信持って下さい!と私は言いたい(笑)。 本当、今の日本のクラシック界を「元に戻す」ことの出来るポテンシャルを持っているのは「DTMのトップの人」なのではないか、と真面目に思ってますので。

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2/14夜にも補足:週刊(習慣?)音律マガジン第12号-自主製作CD?の構想その2 [ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化]

★お知らせ: 「ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化」というカテゴリを作り、本記事はそのカテゴリ内に収納(別名:鎮座)させることにしました。

今回の音律マガジンは、家庭の事情により休刊とさせていただきます・・とお詫びする予定だったのですが、やっぱり記事を書きます(汗)。このシリーズ、最近になり「特集号」が続いていて、何か「立派な記事を載せなければ(汗)」的なプレッシャーが生じてしまったのですが、考えてみるとこのシリーズは元々そういう趣旨じゃないはずなんですよね(汗)。

 つまり、元々このシリーズは、「(怠け者である小生が)ブログをさぼらないように、毎週必ず一通は書くように習慣化する」という趣旨のものだったので、そんなに気張らずに(淡々と)書けばいいんですよね(・・などと自分を説得&読者に言い訳してみる(笑)。)。

 という訳で、当初は「KBⅡピアノ」(これも「愛称」募集でもしようかしら(笑)・・ⅠでなくⅡなので、「一太郎」ならぬ「キル二郎」とか「キベ二郎」とか?・・ネーミングの魔術師ことogawa_jさん、もっと良いのあるかしら?)の演奏UPを予定していたのですが、今日は息子二人が大風邪モードで寝込んでいるため「音出し禁止」的な雰囲気になってまして(汗)、実現できませんでした m(_ _)m
(★ぼそぼそ・・・ウチのアップライトピアノは「EASTEINのB型」なので、「キルビーⅡ」とか「キルビ(ー)二郎」とかもありかな。。。)


 で、代わりと言っては何ですが、前(下記サイト)につぶやいた自主製作CD?の途中経過報告などをしたいと思います。
http://meantone.blog.so-net.ne.jp/2011-01-28
この『組曲「ミーントーン大好き!」・・・』につき、KBⅡピアノ(愛称求む)になってから、自分の中で「ミーントーン離れ」が起きそうな気がして(汗)、やるなら早めにやらなあかんなと思っているのですが、ミクの操作&古典音律設定に悪戦苦闘してまして、ここ数日でようやく少しずつ慣れてきたかなと感じます(trionaさん色々と情報ありがとうございます。)。
 で、今日、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲(ト長調)の替え歌を少しだけ作ってみて、且つ「ミーントーンで歌わせる」という設定になっている筈ですので、「本当にミーントーンで歌っているか?」について読者の皆様に確認&チェックしていただければ、と思った次第です。

 仮タイトル:「知らぬはモグリだ」です(爆)。
ではどうぞ!!


 いかがでしたでしょうか? これでちゃんとミーントーンになっているでしょうか?(汗)。正直、単声のメロディーだと「良くわからない」んですよね(爆)。指南してくださっているtriona師匠も「(判別するためには)最初は4声コラールなどが良いのではないか」と述べているのですが、4声を打ち込むためには4つのファイルが必要になるはずで(そうですよねtrionaさん?(笑))、ちょっと今回はそこまでの余裕がなかったですね。
(★trionaさんからご指摘:普通のシーケンサと同じく、当然「トラック」を追加すれば複数パートを打ち込むことが可能である。1つのファイルで10数トラックくらいは同時発声できるはず。 とのことでした。ということで、上記「4つのファイルが必要」は勘違いでした。失礼いたしましたm(_ _)m)
※折角の機会ですので、ここでtrionaさんのHP(ボーカロイド古楽楽団*カペレ・トリーナ)をご紹介します。非常にハイレベル(勿論古典調律)かつ丁寧な仕事をされているのがひしひしと感じられますね。
http://kapelle.triona.jp/

★「ぺかっち」さんが回答1番のりです(祝)! 「ミーントーンである(YES)、自信アリ」とのことです。
 YESに1票が入りました(笑)


 あと、このチェロ組曲の楽譜を眺めて&KBⅡピアノ(愛称求む)で消音ペダル付きで弾いてみて、思わず「これも殆どの曲がKBⅡを想定していないか?(汗)」と感じてしまいました。 単旋律の曲が多いし、チェロなのに♭3つの曲が2曲もあるし(しかも1曲は変ホ長調!、他の1曲はスコラダトゥーラありのハ短調)、第4番変ホ長調曲の前奏曲なんて、63小節からのD♭、68小節からのG♭、70小節からのC♭(←!)、そして極めつけは80小節のF♭とHのダブル♭など、どう考えてもミーントーンは想定していない感じなんですよね。
 なので、今のところ、バッハの無伴奏曲は、Vn曲の方はミーントーン(ないし純正律)寄りだけど、このCello曲の方はキルンベルガー音律(ないしピタゴラス音律)寄りかな、という心証を抱いています。(無伴奏フルートの方は未だ検討してないです。) どうもKBⅡは、ミーントーンと違って何か「落ち着いた大人の雰囲気」的なものを感じます。その雰囲気がまたCelloの曲には非常にマッチしているなぁと、しみじみ感じてしまう私なのでした。
fin

★突っ込みが入る前に補足しとこ(汗): 但し、無伴奏チェロ組曲の「第6番ニ長調」は、普通の4弦のチェロとは違う、多弦(5弦?)で高音域が楽に出る楽器(ピッコロチェロでしたっけ?)のために書かれた曲で、実際、使用音域も高いこともあり、「ミーントーン」想定の曲と感じてます。特に、第6番の「サラバンド」をミーントーンの楽器で演奏すると、それはもう「神々しい」までの美しさだと感じます。バッハが作った(さらには小生が知っている古今東西全ての)「サラバンド」の中で最も好きな曲です。
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ミク替え歌?第2弾! 無伴奏フルートパルティータ~難曲歌わすなご主人様~ [ボーカロイド(初音ミク等)の古典音律化]

 ええと、昨日の日記でバッハの「無伴奏フルート・パルティータ(BWV1013、イ短調)」の最適音律は未だ検討していない、と書きましたが、どう~~ーーーーにも(笑)気になったので、ベーンライター原典版(青い表紙の楽譜、全音楽譜出版社、買ったとき¥600なり)を調べてみたところ、次のような解説がありました。

>・・少なくともアルマンドは、笛のための曲としてよりも、元来、弦楽器または鍵盤楽器のために書かれたものであることがほぼ確実である。したがって、この楽章は、真のフルート奏者の誰もが生涯解決できないような問題を・・(以下略、気になる人は楽譜買いましょう(爆))。

 で、アルマンドの譜面づらをみたところ、D♯音とE♭音の混在、A♯音とB♭音の混在などしてますが、いわゆる「変な音」はない感じだし、比較的高音域だし、第一この曲は「イ短調」なので、これはKBⅡじゃなくて、普通に?ミーントーンでOKかな、と思いました(何か凄いアバウトな検証の仕方とも思いますが(汗)、、、ま、いいんですアマチュアだし(爆))。

 以上は読者サービス?のオマケ記載で、本題は以下です。

 昨日の「知らぬはモグリだ」の替え歌のウケが意外にも良かったので、味をしめて(別名:2匹目のドジョウ)、このアルマンドでも替え歌を作ってみました。元々歌詞がないのだから「替え歌」と言えるのかは分かりません・・・いいんですアマチュアなので(←投げやり(汗))。

 で、今日のお題(仮タイトル)は、「難曲歌わすな!ご主人様」です。
 前回の記事のCeciliaさんへのレスでの
>ミクだと、普通の人ではとても歌えないような「激しい跳躍音程」のあるメロディーの曲でも(一切文句言わずにw)歌ってくれるから良いですよね、、
 を書いていたときに思いつきました・・・もしもミクが「本物の人間」だったとしたならば、「この滅茶苦茶難しい歌を歌う(有無を言わさずに無理矢理歌わせられる)ときにどんな感情を抱くであろうか?」と(←私って天才?(爆))
 こんな曲、普通の人だったらトテモ歌い切れずに「こんなの歌えないわ!」と嘆くと思うのです。それを歌詞にしてみました。
 ただ、ナ★ス音律との噂?のある「あの音律」だと余りにミクが可愛そうなので(爆)、心優しいご主人さまのkoten君は、「ミーントーン」の設定にして歌ってもらうことにしたのでありました。あぁ、何て優しいんでしょう私(笑)。

 前置きが大変長くなりましたが、実際は非常に短い曲です。ではどうぞ!!



 いかがでしたでしょうか? こういう発想の歌詞は未だ無いのではないかな、と思いましたので、作ってみました。
 でもあれですね、ミクちゃん、最後に酷いこと言ってますね・・・「音楽の父」バッハに対して「嫌いよ~!」とか言っちゃって・・・これは後でタップリお仕置き(調教?)しておく必要がありそうですね(爆)。

 それでは皆様、良い音楽人生を!


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